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ポロリ俳句 梅雨の前

 今日は、また迎え梅雨というか、走り梅雨というか、しめしめと一日中降り続いています。

梅の青めて匂へりはしり梅雨  空茶

黄変す小梅こぼれて踏まれけり


 そうして、有効期限間近になったので、市役所まで。

マイナンバー更新なんぞ迎へ梅雨


 話題を変えて、思い出話です。
 知り合いの女性は、国文の学生の頃、更級の作者に心を寄せていて、長雨の日は、食パンを抱えて寮の部屋に閉じこもったらしい。彼女の目標は、岩波の古典体系全巻読破ということでした。なんと空恐ろしいことでしょう。おかげで、梅雨時になると太ってしまってと、笑っていましたっけ。

麺麭パン一斤乙女座右に卯の花くたし



 さらに、話は変わります、昨日は、よく晴れたので赤城山までレンゲツツジを見に出かけました。 

 上の画像で、レンゲツツジは朱色の花です。

 近くでみると、こんな風です。
 赤城山の「赤城」という名は、「茜」から来たものだと云う説があるらしいのですが、もしやこのツツジの色ではなかったろうかと、一瞬思ったりしましたが、そんなことはありえないでしょう。
 赤城山でこのツツジの名所は、赤城山総合観光案内所という施設周辺から眺められる一帯です。その施設から下方へと谷になって広がる一帯は牧場になっていて、古い記憶では牛が放牧されていたように思うのですが、現在は顔の黒い羊が放たれています。
 羊の鳴き声は「メエー」というのが一般的であるのですが、ここの羊はまったく本当にメエーと鳴いたので、驚きました。それの声が野太く大きくて、女房と顔をつきあわせて笑ってしまいました。

貌黒き羊鳴くなる茜山あかねやま


 それから、大沼の辺の食堂で昼食。

湖尻にて公魚わかさぎフライほろ苦し


 赤城山には、カルデラ湖として大沼と小沼以外に覚満淵という湿原があります。覚満淵は一周三〇分ほどもので、木道が整備されています。我ら夫婦は年に数度は訪れています。

 今は、ズミが満開で、ここでは春の終わりを告げている、そういう感じです。

 木道の隙間からサクラスミレが見えて、これももうすぐ夏だと告げている感じでした。

 ここの高度では、まだ春惜しむといえる気候のようでした。

南風赤城の山に吹き寄せよ