川上未映子『黄色い家』読了
黄色は風水では金運を良くする色とされているが、クレージーな色とも言われている。
ゴッホは黄色い家というアトリエに暮らしていたことがある。希望があり、苦悩があり、絶望があった場所。ここでゴッホは金運には恵まれなかったし、友人を失い心の病で精神病院に入院することになる。
それでは主人公の花にとって黄色い家とは何だったのか。
そこには、ゴッホの黄色い家と同じく希望があり、苦悩があり、絶望があった。そしてクレージーな場所だった。花はそこですべてを失った。
花の未来に明かりが灯る気配はなく、物語は終わる。
