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エドワード・ルトワックの『戦争にチャンスを与えよ』読了

恐ろしい本だと思う。あまりにも恐ろしいタイトルだ。しかし、現実の世界が恐ろしいのだから、それも仕方ないとも思う。世の中は綺麗事では済まないことが多い。綺麗事が悲劇を招くことも多くなった。その証拠が現在も続いているロシアとウクライナの戦争であり、ガザ地区へのイスラエルの攻撃である。

米軍やイスラエル軍を含む世界各国の政府や大学、士官学校などにアドバイスを行う戦略家が歴史をしっかりと見つめた(研究した)結果としてある本なのだ。

人間は欲望の生物なのだから、戦争をなくすことは不可能に近い。それならば始まった戦争をいかに平和的に決着をつけるか。それを逆説的(ブラウン神父的)論理でまとめたのがこの本だ。「戦争は平和をもたらすためにある」。私はこのような考え方に初めて接し、大きなショックを受けるとともに、今まで考えたこともなかった新しい視点について考えざるを得なくなった。

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