まーの現場改善note|【安全備忘録②】「不安全な行動と不安全な状態」ってなに?&最近の労働災害傾向
「不安全な行動と不安全な状態」ってなに? 現場係長のリアル備忘録
こんにちは、まーです。
製造現場19年、安全管理にも長年携わってきました。
今回のテーマは、「不安全な行動」と「不安全な状態」。
この2つは、ヒヤリ・ハットや労働災害の根本原因として、現場ではよく耳にする言葉ですよね。でも、意外と曖昧なまま流されがち…。
そこで今回は、現場で実際に起こる例を交えて「どう防ぐか」までをゆるっと書いてみます。
📊 最近の傾向:労働災害が“増えている”
厚生労働省の統計によれば、2021年から4年連続で休業4日以上の災害件数が増加し、2024年は過去20年で最悪の数字に達しているとのことです。
下記災害の推移を簡単に表にしてみました。

つまり「油断」や「無理」を続けていれば、事故リスクはむしろ高まってしまっている現状があります。
🔍そもそも「不安全な行動」と「不安全な状態」って?
ざっくり分けると以下のようになります。
(どの職業・職種でも基本は同じです)
不安全な行動:人の動作・判断ミスによるリスク
例:保護具の未着用、危険な近道動作、確認を省略した作業など不安全な状態:環境や設備・物の状態によるリスク
例:滑りやすい床、破損した工具、未整備の通路など
多くの労働災害は、
これら両方の複合要因で発生していると言われています。
しかし、身近な不安全な行動と不安全な状態の棚卸をしようとすると
「あれ?これって不安全な行動?いやでも状態とも言えちゃうよな・・・」
みたいな場面になってしまって、意外と明確にするのが難しい場合があります。(私もドツボにハマっちゃうこと良くあります。)
下記に2つの違いがイメージしやすい簡単な例を書きます。
✅ 現場でよくある「不安全な行動」
安全靴を履かずに重量物の近くを移動
足場に乗らずに台車や段ボールを代用
手順書を見ずに“経験で”作業を進める
複数作業を一人で進めて注意が散漫
「ちょっとくらいなら」と省略・無理をする
→ 慣れた人ほど油断しがち!
だからこそ、初心に戻れるチェック体制が大切です。
✅ 見逃しがちな「不安全な状態」
通路に置かれた備品や作業物
工具・設備の不具合をそのまま放置
作業場所の照明が暗い・色が見えにくい
手すり・ガード類の欠落や未設置
清掃が不十分で滑りやすい床面
→ “慣れ”は現場の敵。
日々の5Sと声かけで気づける現場に。
👷♂️じゃあ、どうやって防ぐ?
ヒヤリ・ハットの「共有」を習慣化する
→ 言い出しにくい空気をなくし、気軽に記録・発信できる場を。5S+見える化を徹底する
→ 危険箇所の表示やツールの定位置管理など、視覚でリスクを管理。“いつもと違う”に敏感になる
→ 設備の音・動き・配置など、日々の違和感は事故の前兆かも。声かけで「気づき」を引き出す文化を作る
→ 「そのやり方、大丈夫?」と自然に声を掛け合える現場に。
✍️まーの備忘録まとめ
不安全な行動と状態、両方に目を向けることが安全の第一歩
小さな違和感や“まあいっか”を放置しない文化づくりが大事
事故ゼロは意識と仕組みの積み重ねで達成できる
🚧 現場でできる対策まとめ表(備忘録)

🧭 最後に
数字が示す通り、今は停滞ではなく再増加の時代に突入しています。
「もう大丈夫」は最大の敵。
安全管理とは、「日々の当たり前の積み重ね」が未来を守ること=責任ある現場づくりにつながります。
👉 今日も読んでいただきありがとうございました。
テーマは日々模索中ですが、「誰かの気づきや行動のヒントになるような発信」を目指して、続けていきます。
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