マチアプ漂流記【終わりは始まり編 後編】
こんな本を読むくらいには、真剣に恋愛していたなあ。
前編にてお話した恋愛の後、私は人生でいちばんの恋愛をしました。
以下、お相手をマキノと呼びます。(サッカーの槙野智章さんに似てるので)
何を以ていちばんと表現しているか、というと、
出会い方、付き合った年数とそれに伴う思い出が圧倒的にどの元彼などフォルダよりも厚みがあるからです。
何より、今でも彼のことは人間として好きであることが大きい。
従来、元彼など脳内で即ゴミ箱へドラッグぽーいの精神で生きてきましたが、マキノとの思い出は今の私を創ってくれた成分になっているので、憎めないのです。
マキノとの出会い
大学2回生。何かのイベントごとがあって、マキノとその仲間たちが校舎おり、偶々通りかかった私にマキノが集合写真をお願いしてきた。
その時、私は眠気がすごく、ローテーションで対応をしてしまった。そのことがなんとなーくモヤモヤと残っていた最中、Twitterでマキノの投稿が出てきた。私が撮った写真と共に、楽しかった!みたいなことが書いてあった。こう見えて律儀な人間なので、「写真撮ったものです。不機嫌に見えてたらごめんね」とリプライを送ってから、お互い存在を認知したところでした。
それから、校舎内で会えば挨拶を交わす程度でした。当時、わたしはなんせヴォケマラと懇ろでしたので、マキノには恋愛的な興味を持っていませんでした。
当時はTwitterがコミュニケーションツールとして主流でした。やれ飲み会だ、やれ趣味だ、などなど投稿し合い、パーソナルな部分が垣間見れる、今で言うInstagramのストーリー機能を果たしていました。
そこで、お互いなんとなくバンドが好きだったりすることが分かり、たまに話をするようになりました。なんとなく、彼は私に僅かばかり好意があることは察していましたが、LINEもそんなにせずに月日が経ち…
2回生→4回生となり、ヴォケマラとのエックスデーが来た、その夜のこと。
2年ぶりの、マキノからのLINE通知。
「お久しぶり!ゲスの極み乙女。のチケットが当たって、一緒に行きませんか?」
同い年なのにぎこちない敬語の文章。
そのとき、もりしーぷは

こんなかんじで少女漫画ヒロインになった気持ちでした。
頭にはスターラブレイションが流れていました。
それでは、届け限界平成女たち。
そんなこんなで順当にデートし、5年に及ぶお付き合いが始まりました。
背が高くて顔が小さくて、スタイルが良いので服が何でも似合うところ、マッチョなのに少食なところ、鼻が高いところ、何より、ずっと太陽のような笑顔とメンタリティでいてくれることで、もりしーぷの暗闇を照らしてくれたこと。
マキノの存在が、もりしーぷの決して明るいとは言えない、限りなく闇夜に近い果てしない道のりのなかで灯台になってくれていました。
彼がいてくれるだけで、今まで一歩先も見えなかった道が照らされていました。
当時すでに進路が決まっており、マキノは関西、もりしーぷは地元へ就職することになっていました。そのため、大学が終われば、必然と遠距離になることは決まっていたのです。
遠距離が始まる日、いつも剽軽な彼が新幹線の駅で泣いてくれていたことを今でも覚えています。
月に一回会えるかどうか分からない状態で、お別れのときはもりしーぷはいつも泣いていました。(かわいい)(あなたたちも声を揃えてかわいいと言いなさい)
遠距離を一年少ししたのち、もりしーぷは関西に舞い戻りました。
遠距離を乗り越えた私たちに、もう乗り越えられないことなんてないんじゃないかと感じていたし、順当に結婚なんてしちゃうもんだと思っていました。
しかし
ここで改めて、結婚って、何?と言う考えがわたしの中に生まれました。
もちろん、好きだから、ずっと一緒にいたいから、遠方から関西に戻ってきた。
でも、結婚って、結婚の定義って…と突き詰めて考えました。
そして、わたしの出した結婚観がこれ。
子供はほしくない
→育てられるほど自分に余裕がない。人生と職業的経験ではあるが、育てられたようにしか育てることができないと思う。そのため、私のような不幸を、生み出すことはしたくない。別居婚
→1人分の世話をするので精一杯。たとえ慣れ親しんだ人でも、3日以上暮らすとストレスで耳が遠くなるくらいには人との距離感に敏感。マンションの隣同士、くらいの距離で会いたい時に会って解散、くらいがいい。
それを、マキノと王将でご飯を食べているときに話しました。
すると、彼は黙ってしまいました。
とてもこんな陽気チェーン店ではあり得ない重苦しい雰囲気になり、家に戻って真剣に話し合いへ。
もりしーぷは決して家庭環境が良いと言えません。ですが、マキノは、とっても良い家庭環境でした。
やっぱり、子供がいることが結婚する上で絶対条件であることを話されました。
お互いの考えを否定できない。けれど、見つめる未来の方向がかけ離れている。私を照らしてくれていた灯台の火が消えていく。
その晩、お互いに泣きながら話し合いましたが、まとまらず仕舞い。
それからぬるっと時間が過ぎていきました。お互い、なんとなく結婚のことは避けながら、ぬるっと過ぎていきました。
あんなにやめてと言ってもやめないタバコ、部屋が汚いと私に言うのに置きっぱなしの彼の使い捨てコンタクトケース、私の話よりスマホに傾ける耳、何も急いでいないのに点滅信号で走らされること、、
小さな不満たち、重なることのない方向性。
以前は、好きだから手放したくなかった。愛着だ。ボロボロのおもちゃでも誰にもとられまい、と握りしめていた幼少期のあの感覚。
けれど、今は恋人としてときめきは既にない。
本質的なところは好きだし尊敬している。この5年間に嘘はないし、嘘にしたくない。本当に、人生で1番時間をかけて接した。心を癒されることもあれば、傷ついて、それでも傷を埋めて、いびつでも形を変えて育ったこの心は紛れもない事実で愛おしい、宝物だ。
もう、無理に灯火を求めるほうが、暗闇で1人にいることよりずっと辛いのだ。
自分のための独占欲を優先するより、お互いの未来を尊重するフェーズに入ったことを、お互いに気づいて、お互いの人生のために、お別れを選択した。
___________それでは、聴いてください。ネバヤンでお別れの歌。
さて。5年間一途にマキノだけを追った日々を捨て、野に放たれたもりしーぷ。
ここから…長い戦いが始まります。
次回!【初マチアプは地獄の寄せ鍋】!?
絶対見てくれよな!!!!!!
