胃カメラ初体験!鼻から・鎮静なしの小さな後悔とこれから受ける人へ
先日人間ドックで初めて胃カメラを受けた。
勤務先の病院でも毎日何症例もやっているし、バリウムより直接見られる胃カメラの方が絶対いい。
しかも補助金も出る。
――そんな軽い気持ちで予約した。
鎮静剤を使えば眠っている間に終わることも知っていたので、迷わず「使用する」に◯をつけた。
ところが当日、受付で言われた。
「鎮静剤使用のため、本日は車も自転車も運転できません。大丈夫ですか?」
……あろうことに私は車で来ていた。
夕方には子どもの送迎もある。
薬剤師として鎮静剤の効果がどれくらい持続するかは知っている。
人間ドックが終わる頃にはすっかり醒めているはずだ。
でも――もし「運転しません」と嘘をついて事故を起こしたら?
系列病院で胃カメラした薬剤師が嘘ついて事故したら?
絶対ダメ。ダメダメ。薬剤師として終わる。
(この間、約3秒)
ということで、渋々「鎮静なし」を選択した。
薬剤師の鏡である(?)。
■ 鼻から?口から?選べるの知らんかった
いざ検査へ。看護師さんに聞かれた。
「鼻からか口からか、どっちがいいですか〜?」
そんな選択制なの知らんかった。
震えながら「どっちが苦しくないですか?」と聞くと、
「鼻の方が息はしやすいけど、鼻の麻酔ちょっと気持ち悪いよ〜」
うむむむむ。
悩んだ末に「じゃあ鼻からで!」と決定。
鼻麻酔、ツーーーーーン。
背泳ぎミスって鼻から水吸い込んだ感じ。
麺類がむせて鼻に回った感じ。(汚い)
しかも麻酔液、苦い。美味しくない。
血管収縮薬もトローリ。
この時点で少し心が折れかけていた。まだ何も始まってないのに。
■ そして本番。鼻の激痛と嘔吐反射vsカメラ
看護師さんが念押しする。
「女性は鼻の穴が小さい方が多いので、鼻からいけるのは半分くらいです。
もし無理なら口に切り替えますね〜」
オイオイオイオイ、それ先に言って。
ここまでの前処置が無駄になる可能性あるんかい。
とは言えず、スタート。
ベテラン風の医師がカメラを見せてくれる。
小指くらい太い。
「よいしょ〜」と鼻へ。
少し進んだところで 激痛。
「う〜ん、いけるかなぁ。反対の鼻も見てみようか」
鼻と喉の境目が本当に痛い。
角度を変えながらなんとか通過。
しかしここからが地獄。
私の身体がカメラを異物と認識し、嘔吐反射が止まらない。
医師の「進める力」vs 私の「吐き出そうとする力」。
大パニック。
涙が勝手に出て、顔の穴という穴から液体が垂れ流れる(汚い)。
(あぁ……嘘ついてでも鎮静剤使うべきだったかも……てか何で私車できたんアホすぎ〜)
と心の底から後悔した。
■ 結果は異常なし。胃カメラで学んだこと。
なんとか終了。
少し出血はあったものの、胃は健康。
気管の手前に痰がこびりついていた(汚い)。
そして心から思った。
人間ドックは徒歩で行くこと。
胃カメラは少々お金がかかっても鎮静剤を使うこと。(個人差あり)
薬剤師って、患者さんが治療を受けている“その瞬間”の苦しさを体感することって意外と少ない。
だからこそ、自分が医療を受けることで、患者さんに優しくなれる気がする。
「胃カメラお疲れ様でした!!鼻から!?口から!?
あ〜麻酔なしで鼻から!しんどいですよねあれ!!本当にお疲れ様でした!!」
と心から言えるようになる。
年々、自分も周囲も病気の足音が聞こえるようになってきた。
私はきっと、もっと患者さんに寄り添う薬剤師になれるね。
伸び代いっぱい⭐︎
