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なつやすみのはなし


今年の夏は、少し長めの宿題のない夏休みでした
年々夏の暑さが厳しさを増すので、ここ数年8月はカルチャースクール以外のレッスンをお休みしていたのですが、今年は7月後半からいつもより長めにお休みすることにしました。
仕事と並行すると集中できないプライベートの案件があったのも理由のひとつですが
、今年は『すてきにハンドメイド』の2度のアンコール放送があったおかげで、毎年この時期に追われるような大きなミッションがなく、本当に久しぶりに「宿題のない夏休み」を満喫させてもらいました。

お盆の阿波踊り期間中は、夫が営む鳴門の「NOMAyado」のお手伝い。
宿のスタッフとして、夫と一緒にベッドメイキングやお掃除。お客さまがチェックインされるまでの隙間時間を見つけては、お気に入りの日帰り温泉に行ったり、行ったことのないラーメン屋さんを開拓したり、徳島で活動するクリエイターさんの個展やアトリエを訪ねたり。
もちろん鳴門の阿波踊りもしっかり見に行ったし、お客さまが徳島の街へ出かけてお帰りを待つ時間は、配信で毎日のように徳島阿波踊りを楽しんでいました。今年は有料演舞場の総踊りを毎日生配信で見られたのも嬉しかったな。

鳴門阿波踊り
推しの阿呆連


お盆を過ぎて宿の予約が落ち着いたので今度は2泊3日で夫と四国横断温泉旅行へ。
1日めは四国の東の端・鳴門から、西の端の愛媛へ。
砥部焼の工房を見学したり、路面電車に乗って、結婚前に夫と訪れた道後温泉へ向かいました。当時写真を撮った道後温泉本館前でまったく同じアングルの写真を撮りたかったのですが、国内外からの観光客のあまりの多さにびっくり!
ひなびた雰囲気だった温泉街の様子もすっかり様変わりしていて、時代の流れをひしひしと感じました。

市内を循環する路面電車はとっても便利
たくさんの観光客
これは30年ほど前の写真
同じアングルで撮りたかった
あまりの変わりようにびっくり
カラフルなのれんは
蜷川実花さんとの
コラボだそうです

夜は商店街の炉端居酒屋で、愛媛の美味しいものをこれでもかと堪能。鳴門の鯛も美味しいけれど、愛媛のものも負けずに美味しい。四国はどこに行っても食材が豊かで素材そのものの味が濃い〜
大の柑橘好きとしては、居酒屋で出会ったみかん100%のお酒とジュースをしっかりお土産にゲットしました。

まるいボトルがかわいい

2日めは愛媛から高知を経由して、徳島方面へ。
ずっと訪れてみたかった、大歩危小歩危・祖谷(いや)方面へ足を伸ばしケーブルカーに乗って行く、天空露天風呂のある温泉旅館へ。
ここは道後温泉とは真逆で、コンビニひとつない本当の秘境です。
目に入る情報の質が全く違う、谷の山肌に張り付くような森林と集落、緩急をつけながら川幅や深さを変え、明るい蒼から深い蒼緑へと移り変わる川の色。車の窓から外を眺めているだけで、全然飽きることがありません。
宿の天空露天風呂に浸かった後は愛媛で買ってきた2種類のみかんジュースを贅沢に飲み比べ。祖谷の地元食材を使った夕食をたらふくいただいて、また温泉。翌朝も朝ごはんの前にしっかり天空温泉を満喫しました。
チェックアウト後は、念願の「祖谷のかずら橋」へ。
高いところが大好きな私は、当たり前のようにスタスタと橋を渡ろうと向かったのですが……。高所恐怖症の夫は「無理」とあっさりパス。仕方なく、観光バスで次々にやってきたたくさんの外国人観光客に紛れて一人で橋を渡ることに。
すると、すぐ後ろに小学生くらいの男の子を連れたご家族が。
橋を渡り始めた2歩めあたりから、男の子の悲痛な涙声が聞こえてきました。
「こ〜わ〜い〜」
「もう渡りたくない〜」
「もういやや〜戻る〜〜」
「落〜ち〜る〜!」
「お父さん絶対落ちへんよね!?」
「揺らさんといて〜!」
「誰がこんなん作ったん〜〜」

ご両親が「落ちへん、大丈夫やから!」「がんばれー」と必死に励ましているのですが、私も実際に歩いてみると想像以上の高さだし、橋板の幅も狭くて、確かに怖くて振り返ってその姿を見る余裕すらない状態。なのに、男の子の怯えっぷりが不謹慎ながらめちゃくちゃ可愛らしくて思わず笑顔に。ご両親と一緒に心の中で「がんばれ〜!」とエールを送りながら、なんとか無事に渡りきりました。

かずら橋を見るだけの夫
絶妙に怖い橋板の幅
手を離して渡るの無理
橋の下の清流

その後は大歩危渓谷の遊覧船へ。
いつも土佐泊で利用している渡船よりちょっと大きめで、30人ほど乗れる船はやっぱり海外からの観光客で大賑わいでした。
ふと、「徳島でいつも見ている小松海岸に流れ込む吉野川と、この目の前の川が同じ川なんよなぁ」としみじみ。
はるか上流の景色を目の当たりにするとすごく不思議で感動的で、あらためて徳島の自然の豊かさを実感した旅になりました。

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