『BACK TO THE STORIES』が描いた24時間の奇跡|「あのとき助けられなかった誰かを、あなたは今でも思い出しますか?」
※ドラマの核心につくネタバレはしていません。
縦型ドラマって、なんとなく“流れてくるだけのもの”だと思ってた。
SNS広告でドラマをぼーっと眺めることはあっても、
「ちゃんと観る」なんて考えたことすらなかった。
1分なんて、きっと心が動く前に終わっちゃうし。
そもそも私は、映画もエンドロールまで味わいたい人間だ。
テンポ重視で、展開がガラッと変わる最近のトレンドに、
ちょっと置いていかれてる気さえしてた。
──でも。
『BACK TO THE STORIES』を観て、考えが変わった。
たった1分で、人の感情ってこんなに動くんだ。
◤ どんな話?(※ネタバレなし)◢
物語は、「初恋の彼を救うために、何度でも過去へ戻る」というタイムリープもの。
初恋の人の七回忌をきっかけに、主人公・美琴は、インスタの“ストーリー”を通じて過去へタイムスリップしてしまいます。
戻れる時間は、投稿が消えるまでの“24時間”。
彼女は、大人になった今、現在の恋人・夏樹と向き合いながらも、かつて命を落とした初恋の人・陸人を救うために何度も過去をやり直します。
1話1分・全88話の縦型タイムリープドラマ。

⌛️ 過去に戻る、という選択
タイムリープものって聞くと、私の世代はやっぱり**『プロポーズ大作戦』**が思い浮かぶ。
好きだった人と結ばれる未来を手に入れたくて、過去を少しずつ変えていく話で。
最終的には、“その時の選択”をちゃんと受け止めて、今の自分で未来を変えようとする、そんな明るく前向きな物語だった。
でも最近は、“自分のため”じゃなくて、
「大切な誰かを救うために戻る」っていう物語が多くなってる気がする。
たとえば、『ソンジェを背負って走れ』**もそう。
愛する人の運命を変えたくて何度も過去に戻るんだけど、そのたびに未来が少しずつ狂っていく。
切なさもあるし、ミステリーっぽさもあって。
観ていて何度も心が揺さぶられた作品だった。
そして今回の**『BACK TO THE STORIES』**も、それにとても近い。
何度も過去に戻って、誰かを助けようとする主人公。
でもその“選択”によって、かえって未来が狂ってしまうこともあって──
「過去を変えるべきなのか、それとも“今”を大切にすべきなのか」
観ているこちらまで、その問いを突きつけられているような気がしました。
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🌀 誰が犯人でもおかしくなかった。だからこそ惹かれる構成
作中で出てくるセリフに、こんな言葉がありました。
「誰が犯人になってもおかしくなかった。本当、全部の可能性がどこかにあったんだなって」
本当にその通りで。
私もずっと、「え、もしかしてこの人?」「いや、やっぱこっち?」って、
疑いのループから抜けられなかった。
でもそれって、演出や伏線の置き方がうまいから。
“誰でも犯人になり得る”ような違和感を、ちゃんと全員に持たせていた。
一瞬の表情、タイミングのズレ、説明しすぎない会話。
そのどれもが、“あのセリフ”につながっていたんだと、観終わってから気づかされました。
しかもすごいのは、1話ずつに起承転結があるのに、全体としてもちゃんと起承転結が成立していること。
バラバラのパーツのように見えて、ちゃんと一本の物語になっていた。
1分という制限のなかで、ここまで濃く、ちゃんと「物語」を描いていたことに、改めて驚かされました。
──これが、「縦型ドラマ」の醍醐味なのかもしれない。
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📱 SNSの“ストーリー”と、物語の“ストーリー”が重なった
物語の中で出てきた、
**「みんなリアルよりネットを信じるんだ」**という言葉が、ずっと心に残っています。
本来は“今”を切り取るためのツールだったはずのインスタのストーリー。
でも、それが本人の知らないところで“物語”として独り歩きしてしまう。
しかも一度広がった情報は、もう、もとには戻せない。
このドラマは、そんな**“情報の暴走”**の怖さを描きながら、
インスタの「ストーリー」と、人生の「ストーリー」を重ねて見せてくれていました。
一瞬だけのはずだった投稿が、
誰かの心に残ったとき、“一生モノの記憶”になる
そんな静かな強さを、このドラマから感じたんです。
SNSは、誰かを傷つけるものじゃなくて、
“誰かに届く優しさ”になるものだと信じたい。
画面越しに、そんな祈りがたしかに込められていた気がします。
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💰 このドラマ、課金する価値ある?
『BACK TO THE STORIES』は、1話=60コインの課金制。
でも、毎日ログインしてCMを観れば、1日5話まで無料で視聴できる仕組みになっています。
私はというと、最初にSNS連携などで得られるボーナスコインで27話分まで無料で視聴。
そこからどうしても続きが気になって、**“1週間見放題プラン(2500円)”**を契約しました。
結果、約90分のドラマに2500円。
映画なら120分で2000円前後、サブスクなら月額2000円で見放題…。
そう考えると、やや割高に感じるかもしれません。
でも、CM視聴でも完走はできるし、ほかの縦型ドラマも観られるので、少しずつ楽しみたい人にも◎
メインの3人(莉子さん・水沢林太郎くん・本田響矢くん)は高頻度で登場しますし、推しが出ているなら即決しても損はないと思える内容でした。
なかでも、私の推し・本田響矢くんが演じた“共感できる普通の男の子”役は、
これまでのどの作品よりも自然体で、彼自身の柔らかさがすごく出ていたと思います。
ちなみに、観終わったあと「もう一度あのシーンだけ見返したい」と思っても、**各話のタイトルが“数字のみ”**なので、探すのがけっこう大変。
感情が動いた瞬間やセリフは、ちょこっとメモしておくと、あとからじんわり浸れます◎
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🎬 “縦型1分ドラマ”に、推しが出てくれた
それだけで、きっと観る理由には十分だった。
『BACK TO THE STORIES』は、私にとって初めての縦型ドラマ完走作品だった。
振り返ってみると、本田響矢くんという俳優は、
私にとって、いくつもの“新しい世界”の扉を開けてくれた人でした。
俳優推しも、年下推しも、BLデビューも。
自分では選ばなかったかもしれない道を、
彼が自然に導いてくれた。
新しいジャンルに一歩踏み出すたび、
そこにはいつも彼がいて、
優しく背中を押してくれていた気がする。
いつも、新しい景色を見せてくれてありがとう。
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🔻 ※ここからは視聴済の方向けに、少しだけ踏み込んだ話を。
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