モノクロームファンタジー論
ファインダーを覗くと
そこには色のない世界が広がっていた。
デジタルカメラは(ここではミラーレス一眼)
色のある世界をない世界へ即座に変換してくれる。
私は、デジタル一眼レフ世代だ。
一眼レフの光学ファインダーは
肉眼で見た世界と同じ世界を切り取る。
だがミラーレス一眼に搭載されている
EVF(デジタルファインダー)は
そこに色のない世界が広がる。
※モノクロ設定時
その瞬間、デジタルカメラは面白いと感じた。
OVFとEVFの違いについて
OVF(光学ファインダー)は
肉眼で見ている世界をファインダー内に切り取り、
EVF(デジタルファインダー)は
肉眼で見ている世界を「カメラが再構築した世界」として切り取る。
ではモニターではどうか?
モニターはEVFと全く同じシステムとなる。
ここで疑問が浮かんだ人もいるだろう。
OVF搭載カメラのモニターで撮れば良くないか?
そもそもOVFは必要なのか?
ここに決定的な違いがある。
それは没入感だ!
モニターを見ているとき、私の視界にはモノクロの世界と現実の世界が同時に存在する。
しかしファインダーを覗けば、視界はカメラが再構築した世界だけになる。
ファインダーを覗くことで外界から切り離され、
カメラの再構築した世界の住人となる。
これがデジタルカメラの面白いところだ。
没入感の先に
外界から切り離され
カメラの再構築した世界の住人の
視界を得たとき、
私は最も身近な異世界を感じた。
特定の条件を除いて自然界の中で
色のない世界を私たちが見ることはほぼない。
同じように見えてかなり異質な世界。
それがモノクロームの世界。
「モノクロームファンタジー」

モニター撮影の浸透
コンパクトデジタルカメラの登場から
現代のスマートフォンまで、
モニターを見て撮影することが当たり前のように浸透した。
それ故に忘れ去られた世界もある。
今回はそんな世界の話でした。
もしEVF搭載のカメラを持っているなら、
今度、モノクロの設定にしてファインダーを覗いて欲しい。
最も身近な異世界を覗けるはずだ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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これからも、撮ること、見ること、機材のこと。 写真について自分なりに考え、言葉にしていきます。
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