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MT3-7-1 | モデルの成長レベルの段階を、先に覚えておくべき!

2026年08月23日更新

モデルの教科書|第3編 モデルという仕事
7章 キャリアを組む
成長レベルの段階を認識する、根本記事です。




所属前の人が、応用期の勉強をしている

「ブックは何枚あればいいですか?」

まだ事務所に所属していない人から、
この質問が本当によく来ますw

その人が今やるべきなのは、
究極の2枚を用意する事です。
12枚を考えるのは、まだ先の話。

逆もあります。
3年やって仕事も獲っているのに、
「自信の持ち方」を勉強している人。

どちらも勉強熱心です。
努力もしています。
なのに、進みません。

理由は単純で、
自分の段階に無い勉強をしているから。


成長レベルの段階 6つと、2つの分岐

多くの人が持っている段階のイメージは、
だいたい2つしかありません。

「所属する前」と「所属した後」。

これだけです。
私も昔はそうでしたw

でも実際の現場は、2段では全く足りない。
私の経験上で区分けすると、こうなります。

【モデルの成長レベルの段階】
1 事務所に所属するまで
2 所属した新人段階(最大のチャンス時期)
3 オーディションで先ずは1本勝ち獲るまで
4 仕事を何種類か経験するまで
5 仕事のリピートを勝ち獲るか、競合を体感するまで
6 プロのスタンスを意識し始める段階
【★ 別枠の分岐点】
★A 海外進出
★B 単体か複数かの出演枠

モデルの成長レベルの段階 by Daisuke A

1から6は、
時系列と経験値の順当な段階です。
★は段ではなく、分かれ道。


結論|正解は、あなたの段階が決める

段階を確定していない状態で集めた情報は、
殆どがノイズになります。

同じ質問に対する私の答えは、
相手の段階で真逆になる事があります。

嘘をついているのではありません。
段が違えば、正解が違うだけです。


なぜ、段階を飛ばすと逆走するのか?

理由は2つあります。

先ず、努力が逆を向くからです。

段階4の人が段階6の話を実行すると、
「何を断るか」を先に決めてしまう。
まだ幅を作る時期なのに、
自分で仕事の入口を閉じてしまいます…。

段階1の人が段階5の話を実行すると、
リピートを狙う写真を作ろうとする。
まだ実績が無いのに、です。

どちらもサボってはいません。
そこが厄介な所です。

もう1つは、全体像の問題。

途中の目標が視えていないと、
人は「事務所所属」を終点だと想い込みます。
ここは、まだ1段目ですw

階段を100段登れば美しい景色が視える。
そう言われて、実際に登る人は何人いるか。

全体が視えていれば、
今いる段の高さも、次の段の高さも解ります。


では、あなたは今どの段にいるのか?

ここまでは、
段階を知らないと逆走する、という話でした。

本当の問題は、ここからです。

では、あなたは今どの段にいますか?

これ、意外と即答できません。
「2年目です」は答えになっていない。
年数は、時間が経った事実でしかないからです。

段階は、経験の中身で決まります。

有料部分には、
段階を確定する物差しを3つ、
段階別の「今やる1つ・今は捨てる1つ」、
よくある誤解、自己診断5問、課題を1つ置きました。



段階を確定する3つの物差し

物差し1|段階は「〜まで」で判定する

先の一覧を、もう一度診て下さい。
1から5は、全て「〜まで」で終わっています。

これは意図的です。
段階は、状態ではなく到達条件で決まります。

【到達したと言える条件】
段階1 準備を終えた上で、所属した
段階2 新人として扱われる期間を使い切った
段階3 オーディションで仕事が1本発生した
段階4 仕事が変わっても、自分を使い直せた
段階5 再依頼を獲た、または最後まで比較された
段階6 ―(到達条件を置かない)

モデルの教科書  by Daisuke A

段階6だけ条件がありません。
ここは終わりの無い段だからです。

年数で判定してはいけません。
3年やっても段階3の人はおりますし、
1年で段階4へ届く人もおります。
これは業界にいれば当たり前の光景ですw


物差し2|次に来る壁を、1つだけ言えるか


自分の段が解っているなら、
次に何が来るかも言えるはずです。

【今いる段 → 次に来る壁】
段階1 → 所属という壁
段階2 → 何をすればいいか解らない壁
段階3 → 一度と、続く事は違うという壁
段階4 → 事務所とぶつかる壁
段階5 → 最後まで比較される壁
段階6 → 新しい道

モデルの教科書  by Daisuke A

壁は、目の前へ来てから探すと遅い。
次の壁を知って、今いる段で準備する。

これが、段階を覚える最大の目的です。


物差し3|★を、段の列に入れない

海外進出と、単体か複数かの出演枠。
この2つは分岐であって、段ではありません。

段だと想うと、
「先へ進むほど偉い」と読んでしまいます。
そこが最も危ない誤読です。

★A 海外進出
ファッション系を得意とするモデルは、
必ず海外挑戦を意識するようになります。

国内でそれなりに売れっ子となった場合も、
海外へ進出しなければならない状況が来ます。

メリットもデメリットも存在する。
だから、気をつけなければならない。

★B 単体か複数かの出演枠
メインとして仕事枠を勝ち獲るキャラなのか。
仲間などの複数人での出演枠を得意とするキャラなのか。

ここで分かれます。
そして殆どが、相反する設定の矛盾を抱えます。
バランス型は、かなり難しいのが事実です。

どちらも詳細は別の記事で書きます。
ここでは「段ではなく分岐」だけ覚えて下さい。


良い例と悪い例

【質問のしかた】
 悪い例 「ブックは何枚必要ですか」
 良い例 「所属前の私に必要な写真は何枚ですか」

【情報の集め方】
 悪い例 上手いモデルの発信を全部読む
 良い例 自分の段と次の壁に関する物だけ読む

【目標の置き方】
 悪い例 「事務所に所属する」
 良い例 「準備を終えた上で所属する」

【落選の分析】
 悪い例 「実力不足だった」
 良い例 「段階3の壁で、何が足りなかったか」


段階別の適用|今やる1つと、今は捨てる1つ

【段階1 事務所に所属するまで】
 今やる  究極の2枚を用意する
 今は捨てる ブック12枚の構成

【段階2 所属した新人段階】
 今やる  新人用の戦略を事務所と決める
 今は捨てる 「まだ時間がある」という感覚

【段階3 先ずは1本勝ち獲るまで】
 今やる  確実な準備。数を追わない
 今は捨てる 焦って条件を確認せずに獲る事

【段階4 仕事を何種類か経験するまで】
 今やる  確定要素を守りつつ幅を広げる
 今は捨てる 全部の仕事へ手を出す発想

【段階5 リピートか競合まで】
 今やる  再び呼ばれた理由を言葉にする
 今は捨てる 結果を事務所のせいにする発想

【段階6 スタンスを意識し始める】
 今やる  何を取り、何を断るかを決める
 今は捨てる 誰かに教わろうとする姿勢

「今は捨てる」の列が、この表の主役です。

やる事を足すのは、誰でもできます。
段階が変わったのに、
前の段のやり方を捨てられない人が一番多いw

段階4で伸びなくなる人の殆どは、
段階3のやり方を続けています。

【6段階を、3つに束ねると】
 所属前  段階1
 新人期  段階2・3
 応用期  段階4・5・6(★を含む)

細かく診る時は6段階。
レッスンやコースの話をする時は、この3区分を使います。


よくある誤解

誤解 所属したら仕事が貰える
 → 事務所はオーディションへの窓口。所属は1段目

誤解 段階は年数で上がる
 → 経験の中身で上がる。3年目でも段階3はおります

誤解 新人期は時間に余裕がある
 → 新人として扱われる期間は限られる。最大のチャンス時期

誤解 海外は、上の段階である
 → 段ではなく分岐。順当なステップではない

誤解 段階を飛ばせば早く着く
 → 飛ばした場合、後から弊害が出る事が多い

誤解 バランス型は有利
 → 相反する設定を1人で成立させる。難易度は最も高い


自己診断と、今日の課題

【自己診断 5問】
□ 自分がどの段にいるか、番号で即答できるか
□ その根拠を、年数ではなく経験で説明できるか
□ 次に来る壁を、1つだけ言えるか
□ 今やっている勉強は、その壁に関係しているか
□ ★の2つが、段ではなく分岐だと解っているか

【今日の課題】
紙に、2行だけ書いて下さい。

 1行目 私は今、段階◯にいる。根拠は◯◯。
 2行目 次に来る壁は◯◯。

根拠の欄に年数を書いたら、書き直しです。
3行まとめ
・成長レベルの段階は6つ。別枠で★の分岐が2つ
・段階は年数ではなく、到達条件で決まる
・次の壁を知って、今いる段で準備する

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