里帰りしなければよかった。

1人目の時、里帰りした。
最初は予定していなかった。

母子手帳をもらいに行ったら、
「本当に大変ですよ、里帰りも視野に入れて」
と言われて。

結論、里帰りしないほうが良かった。

元々親とは仲が良くない。
帰省して数日で大喧嘩になる。

父親は虐待の過去があるし、
人権を侵害する暴言をたくさん吐く。

でも子どももいるし、環境も違うし。
とどこかで期待していた。

実際、臨月は静かに過ごせていた。
問題は、生まれてからだった。

ガルガル期になるのも重なって、
不慣れな子育てでストレスが大きい。

親がいても、
ずっと面倒を見てもらえるわけでもない。
やり方が違うとイライラもする。

夜泣きで誰がきてくれるわけでもない。
心に余裕もなく、親にもキツく当たってしまった。

親はしばらくは我慢していたようだった。

でも。
1ヶ月くらいで父親が爆発した。

暴言を1時間くらい浴びせられ、
子どもに聞かせまいと、
まだ首も回らない子どもに覆い被さった。

薄っぺらい小さな耳を塞ぎ、
ただただ涙を流し、耐えた。

数日して、
近くの祖母の家に逃げ込もうとしたら、
父親にばれて、また罵声を浴びせられた。

ストレスはそれだけじゃなかった。

母親も「日光浴は大事だから」と気温10℃の中、生後0ヶ月の子どもを裸にして、縁側で日光浴マッサージをしていた。

否定したら
「愛情が足りない、母親失格」と言われた。

そして何より、
「育てなきゃ」と思っているのは、
この家で私だけだった。

結局、1人だった。

毎晩夫に電話をした。
電話を切るたびに泣いた。
なんでそばにいてくれないの、って。

日中は1人でいい。
こんな環境にいるよりは。
夜になれば、夫が帰ってきてくれる。

2人目のときは里帰りしなかった。
夜泣きで夫は起きなかったけど。

それでも2人で。

同じ温度感でこの子を育てられるのは、
この人しかいない。

生まれてからの数ヶ月、ほんと命懸けだった。
育児は、辛い。
でも、信頼できる人とやるのが一番いいんだと、1人目で学んだ。

子どもが苦しい時、
「帰りたい」と思える場所でありたい。

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