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その時は、思いのほか早くやってきたNo.174

冷蔵庫を開けたら、

また、いた。

しかも今回は、
2パック。

「え また買ったの?」思わず声が。

前回は「今シーズン最初で最後かも」なんて、
しみじみ味わっていたのに。

早い。

もちろん今回も、夫。

しかも理由がいい。

「めちゃくちゃ安くて、みんな買ってた」
人が人を呼ぶ、あの現象。

分かる。
あの場にいたら最後、
流れが勝つやつ。

そして驚くことに
今回は、なんと

1パック298円。
え、安っ。
「でしょ」と自慢げ。

このご時世にその価格、
そりゃ人も集まるし、
夫も立ち止まる。

むしろ、よく2パックで済んだなと思う。
箱で買う人もいたらしい。

気づけば、人が人を呼び、
『いちご』が我が家にやってきた。

しかも2パックも。

なんとラッキー!

そしてここで、ふと思う。

これは夫のお小遣いから。
いくら安くても無断で家計から 『いちご』 を買うことは許されない。

私は自分のお小遣いで
『いちご』は買わない。

夫の判断、
夫の決断に拍手を送りたい。

夫よ。
仕事帰りに、
更なるグッジョブ!!

前回は1パックを半分こして、
大事に大事に食べたけれど、

今回はちょっとだけ余裕がある。


それでもやっぱり、
ありがたく、贅沢にいただく。
ひと粒ひと粒、
ゆっくり味わう。
2人で分ける。

甘くて、少し酸っぱくて、
そして美味しい。

普段は素通りしている果物売り場から、
こんなふうに突然やってくる小さな贅沢。

悪くない。
かなりいい。

私はこれからも『いちご』の誘惑をスルーする日々が続くけれど、

冷蔵庫を開けるたびに、
ちょっとだけ期待してしまうかもしれない

次は、3パック なんてこともあるかもしれない。


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