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#111 全てを奪わないでほしい

2026年2月22日の記録

先日こけしちゃんの学校(私立中高一貫校)で
先生方とわたしたち両親で
面談があった

結論から言うと
「出席日数が足りません」
「そのため追試は認められません」
つまり
「留年推奨」という話だった

特別な配慮として
いま現在は体調に合わせて
オンラインで授業を配信してもらっている

それでも
「出席日数が大幅に足りない」
とのことで
「今後の大学進学を考えても
高校1年生をもう一度することは
不利なことだけではない」
という説明だった

当のこけしちゃんはというと
とても落ち込んでいる

現在16クール目の抗がん剤治療を
終えたところだが
今後も維持療法として
抗がん剤治療が続いていく

しかもその16クールの治療中に
インフルエンザに罹患してしまい発熱
抗がん剤とインフルのダブルパンチで
とてもつらい状況
かつ学校からの面談では
そんなことを言われてしまい…

わたしたちから
こけしちゃんへ伝えるタイミングも
ちょっと悪かったんだと思うのだけれど
学年末テストまであと2週間ほどだし
黙っておくわけにもいかず…

こけしちゃんの気持ちを確認して
再度学校への面談を申し入れた

それにしてもなぜ
このタイミングで出席日数を条件に
学年末テストのあとの追試の受験すら
許してもらえないのか…

それが絶対条件ならば
各学期末やもう少し前の段階で
話があってもいいのではないかと悲しくなる

学校からは
「まずは治療を優先してほしい」と
今回の面談でもしきりに言われて
もちろん命の問題なのでそんなことは
言われなくてもやってきた
それでこの状況

いまのところは
期間の定めなく
抗がん剤治療を継続の予定なので
それを考えると
少なくとも2週間に3日入院する
1ヶ月で6日
1年で最低72日入院となる

学校の出席すべき日数が
だいたい年間200日
3分の2以上の出席が規定なので
休める日は60日ちょっと

単純計算で
すでに出席日数が足りない
もちろん入院中や退院後に副作用もあるし
それならその期間すら
オンライン授業を受けていかないと
出席日数を満たせない

こんなに過酷にがんばらないといけないのか…?
かなりの無理ゲーだと思う

これを普通の人が聞けば
(普通の人って何かわからないけれど…)
それなら通信課程に変更すれば?とか
高卒認定取れば?とか
そういう話になるんだろうけれど
そんなに簡単なものじゃない

まずこけしちゃんがそれを望んでいないし
そもそも病気は本人の意志とは無関係で
本当に不可抗力なんだから

「今まで一緒に過ごしてきたお友達と学び続けたい」
というこけしちゃんの強い気持ちを
否定することなんてできない
これ以上どうして
何かを諦めないといけないのか
全くもって納得できない

次回の面談では
「今年度の治療と手術、通院の日数を
出席すべき日数から考慮してもらいたい」
無謀かもしれないけれど
そういう方向でお願いしようと思っている

中学3年生の3月に病気の診断を受け
中学校の修学旅行も行けなかったし
高校の入学式も出られなかった
もちろん学校だって思うように行けないし
辛い治療にも耐えてきた
それで留年とか…

もういい加減
これ以上こけしちゃんから
何かを奪わないでほしい

それでも
当初は「オンラインは出席とは認めない」
と言われたし
病気だって「手術はできない」
と言われていた

それでもなんとか進んできたんだから
最後まであきらめない

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