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【京都の駒札90】寂光山 常照寺(じゃっこうざん じょうしょうじ)

 当山は、元和二年(一六一六)本阿弥光悦の土地寄進を受け、寛永四年(一六二七)その子本阿弥交瑳の発願により日蓮宗総本山身延山久遠寺第二十一世寂照院じゃくしょういん日乾上人にちけんしょうにんを招じて開創された山城やましろ六檀林ろくだんりんの一偉観「鷹峰たかがみね檀林だんりん」の旧跡である。
 吉野門と呼ばれる朱塗りの山門は、寛永三名妓天下随一の太夫と謳われた二代目吉野太夫(灰屋紹益はいやしょうえきの妻)が寄進したものである。
 境内には本堂を中心に開山堂、鬼子母尊神堂きしもそんしんどう常富堂つねとみどう衆玅堂しゅうみょうどう(書院)、梅樹庵ばいじゅあん(庫裡)などがある。また吉野太夫の墓所や吉野窓を設えた茶席遺芳庵いほうあん、聚楽亭や全国でも唯一の帯塚おびづかなどがある。
毎年四月第二日曜日には吉野太夫を偲ぶため「吉野太夫花供養」が行われ、太夫道中や供茶くちゃ法要、茶会などが催され全国各地からの参指者(※)で賑わう。

※参詣者と思われるが、原文ママ

2022年1月4日撮影


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