【大阪・関西万博2025】とてつもなくでっかい文化祭は、たぶん一生忘れられないイベントになる
あの場所にはたぶん、魔物がいる。一度行くと、また行きたくなる魔法がかかるに違いない。行くたびに「次にいつ来れるか」を考える。そして気がつけば毎週休みごとに通って、ついに通期パスまで持っている。
思いっきり沼りました。万博沼にはまって抜けなくなりました。ほとんど中毒。会場をあとにする電車の中で、すでに次の来場予約を取っている。次の日、私は出勤(しかも立ち仕事)。2、3日はふくらはぎに湿布を貼らなければならないほど、足がパンパンになる。毎回、筋肉痛になる。だいたいどれくらい歩いているのかと万歩計を見てみたら、半日で13000歩も歩いていた。そりゃ膝も痛くなるわ…。
それでも行きたい。まだ行き足りない。まだまだ見ていないパビリオンがある。まだまだ食べていないフードがある。
万博のなにがこんなに私を惹きつけるのだろう。正直、面白いと思うパビリオンばかりではない。その国の代表的な産業や文化を紹介する、いわば「とてつもなくデカい文化祭」だ。「ふーん」で終わるパビリオンもある。興味のある分野かどうかにもよる。
私の夢は、ウズベキスタンのモスクを訪れること。マンガ「乙嫁語り」で描かれる遊牧民族の文化に憧れて、いつか行ってみたいと思っていた。「サマルカンドブルー」と呼ばれる独特の青。それが、今回の万博にウズベキスタンがパビリオンを出すというではないですか!いかいでか!
でも、思い描いていた色とはちょっと違う色だということを、ウズベキスタンパビリオンで知ったのでした。やっぱり写真は色味を調節してあるので本物とはちょっと違うんですね、ということも学びました。
本当のサマルカンドブルーは緑がかった青らしい。写真で見たのはもっと空のような「THE 青」だった。「本物」をこの万博でちょっとだけ覗かせてもらえる。それが、「ワクワク」の素なのかもしれない。

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「まあせっかく大阪でやるんやし、一回ぐらい行っといてもええんちゃう?」と、休みでゴロゴロしていたオットを誘って出かけたのはある日のお昼前。
「万博のチケット買うのにID取らなあかんの?めんどくさ」
ぶつぶつ言いながらチケットを買い、入場予約を取っていざ会場へ。だけど、万国旗がはためくゲートの前を通った時はすでに「興味ない」とか言ってたことなんかすっかり忘れていた。ワクワク!足を踏み入れてすぐに目に飛び込んでくるのは大屋根リング。わあ、大きい!見上げるとお口あんぐりになる。
とりあえず来たからパビリオンの予約なんかない。まあ雰囲気だけでも味わって帰ろうよと、夫と地図を見ながらの会場散策。予約を取らなくては入れないパビリオン、行列が長いパビリオンはパスして、とりあえず入れるパビリオンに片っ端から入った。

私たちが初めて万博を訪れたのは5月。夕方になると少し寒く感じるぐらいの頃だった。平日火曜日の晩なのに、すでに口コミでイタリア館やベルギー館は行列ができている。建物をぐるっと囲むように行列のできていたベルギー館は諦めて、イタリア館へ。「1時間待ち」という案内に「どうする?」と顔を見合わせたが、まあ並んでみようということで待った。結論。大正解。
この後、イタリア館はクチコミがクチコミを呼び、長いときでは6時間待ちなどという日も。無茶苦茶や…。半日潰れてまうやん…。
その後6月にも2度訪れ、さらにガンダム館、フランス館、アメリカ館と人気パビリオンを順当にまわったが、それでもまだまだ行ってみたい国(パビリオン)がたっくさん。
で、ついに。まだまだ行くよね。なら、毎回パスを買ってたら破産するよね…と、いうことで通期パスを買うことに。私たちが行くのはオットが休みの火曜日で、平日券は6000円と、割安ではあるのですが、それでもあと5回は最低でも行くよねと、あっさり買いました。あっさり。
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万博は予約がなくても楽しめる!
どの国も「この国といえば」な、歴史や産業、文化を紹介しているのがパビリオンです。カタールや、サウジアラビアなどの中東の国のパビリオンは雰囲気があります。ウズベキスタンやトルクメニスタンやタジキスタン(コモンズFの中にあります)などの中央アジアのパビリオンも、それぞれ展示が作り込まれていて面白かったです。




「万博の何がそんなに楽しいの?」と聞かれたら「聞いたことのない外国のお料理を食べられること!」。これこそが万博の最大の楽しみではないかと、食べることが大好きな私は思うのです。しかも、各国テイクアウトはパビリオンに並ばなくても購入することができるものがほとんどです。パビリオンでその国の背景や産業、文化を見た後で食べると、なおその国のことがよく分かるような気がします(知らんけど)。
でも、そんな知識がなくたって美味しいものは美味しい。トルクメニスタンのレストランで食べたピラフや、揚げパンのようなお菓子、サクサクのパイのラスクのようなスナック。煮込まれた羊肉は臭みがなく、ホロホロと柔らかくて美味しかったです。

ベルギーワッフルは日本でも専門店があるほどの人気ですが、ベルギー館のキッチンカーで販売されているワッフルは「本物」でした。ちゃんとイーストの香りがします。私はパン作りを8年ほど習っていたのですが、そこで習ったベルギーワッフルと同じものでした。ちゃんとパールシュガーを使っていることに感動しました。ザラメじゃないの。

ドイツパビリオンでは、ひと目みて思わず「デカッ!」と声が出ること請け合いのドイツソーセージを。ビールを片手に食べるんでしょうね、ホントは。これひとつで十分主食になる大きさでした。もっと濃い味かと思ったけど、そうでもなく、パンに挟んでマスタードをたっぷりつけて食べるのがドイツのオヤツ的な食べ方らしいです。

フランス館のブーランジェリー(パン屋さん)で買えるフランスパンのサンドイッチが絶品です。日本人は「柔らかいこと」に重きを置く傾向がありますが、フランスで美味しいバゲットはクラム(パンの外側)が薄く、口の中を切りそうなくらいバリンバリンが良いとされています。それでいて、パンの中は大きく気泡が空いておりモチっとしていてフワフワです。
そこに、フランスのチーズと生ハムを挟んだサンドイッチは1600円とまあまあお高いですが、本場のフランスパンを試してみたい方はぜひ、買ってみてください。

「夜間入場券」がお得!
とにかく、楽しい!万博は竜宮城かもしれません。時間があっという間に過ぎていきます。ただ、並んでる時間も半端ない。一日12時間以上いても(朝イチ9:00に入場して21:00までいるとかザラ)、結局並んでる時間が長くて実際に見られるパビリオンは3つか4つ。もちろん、曜日にもよりますが、疲労感も半端ないです…。
そこで、おすすめなのは「夜間入場券」。夕方17:00から入場できるということでしたが、「トワイライトキャンペーン」と銘打って、6月からずっと16:00からの入場が可能となっています。
夕方から入場するメリットはなんといっても、並んでいられるぐらいには気温が下がること。さらに人が減ることです。数時間待ちだったパビリオンに1時間ほどで入場できることもあります。私たちがイタリア館、フランス館、アメリカ館に入場したのも夕方から入場していたときです。話題のパビリオンを見てみたいけれど、何時間も並ぶのはちょっと、と思っているなら、ぜひ夕方からの入場をご検討ください。





おすすめの交通手段
入場ゲートは東?西?東ゲートならば電車ですね。西ゲートならばシャトルバスか船、タクシーで。私は京都方面から大阪駅経由なので、電車、バス、船と選びたい放題です。いろいろ乗り比べて見ました。
それぞれに長所短所ありますが、最もコスパがいいと思ったのは大阪マルビルから出るシャトルバスです。大阪駅を経由して万博へ行く方はこれが最も楽だと思います。大阪駅から30分ほど、ウトウトしている間にゲートに到着です。いや、会場が近づくにつれて遠くに見えてくる大屋根リングや、「ようこそ!」の文字と共におどるミャクミャクやコミャクたちも見て欲しいですが。
バスはいずれも予約が必要です。私は【大阪(南)バスターミナル】から発着するバスで通っていました。このターミナルはJR大阪駅の中央口を南に出てすぐの場所にあります。会場まで30分、渋滞もなくスムーズです。(バスで行かれる方は詳しい停留所の場所については "KANSAI MAAS"のページを確認してくださいね)

【万博▶︎大阪駅】へ帰りの便もありますが、夜の時間帯は今のところもう予約でいっぱいです。初めはあまり知られておらず、ガラガラだったのですが、最近情報が行き渡ったのか、帰りの便はとれなくなっているのが現状です。
バスは、"KANSAI MaaS"サイトから予約します。このサイトでは他に【新大阪▶︎万博】(1500円/大人)【うめきた▶︎万博】(2000円/大人)のシャトルバスも運行されていますが、この路線はいずれも帰りの便もドローンショーまで見て帰る時間帯の予約は「ほぼ全滅」です。【桜島▶︎万博】(350円/大人)のシャトルバスはJR桜島まで5分おきに出ています。予約がなくても乗れるということですが、混雑する時間帯に帰る人は予約必須です。予約優先のため、予約がないとバスに乗れない可能性があります。
夜だからこそ楽しみたいイベント
夜にはパビリオンがライトアップされます。光に包まれるパビリオンを見渡せる大屋根リングにはぜひ、日没の時間を狙って上がってください。
山に落ちていく太陽と暮れゆく万博、色とりどりのパビリオン、そして反対側が遠く霞むほど大きな大屋根リング。ちょっと息を飲む美しさです。この万博を象徴する大屋根リングを、必ず見てきてください。この光景を、私も一生忘れないと思います。

大阪で万博があってよかった
初めは「間に合わないのでは?」「あんなに大きな木製の建造物を作るなんて無駄」など、いろいろ否定的な意見も多かった大阪万博ですが、大阪でやってくれて本当にありがとう、と思っています。大阪でやってくれていなかったら、これほど夢中にならなかったかもしれません。
万博に行きたくて、一週間がんばれました。万博に一回行くと万単位でお金が飛びます(まじで)が、海外旅行に行く時間とお金を考えたら、安いものです。一度に世界中を旅行した気分を味わえたこの【大阪・関西万博2025】を、私はきっと死ぬまで忘れないでしょう。
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