寒いの、もう勘弁してください。
寒い。今日は寒い。今週はずっと寒い。あれ? あったかい日あったかな? ない、たぶん。今日は特別寒い。
先週はあったかくて、暖房をつけない日もあったくらいなのに。
そりゃあね、まだ「もう春だな」と言うには早いことはわかっているけれど。「また寒くなる」っていう噂も聞いていたけれど。
それにしても、だ。
こんなにも寒さが戻ってこなくてもよろしい。
「春先の寒さだねー」くらいの寒さになってくれてもいいのでは?
冷たい風がビュウビュウと吹いて、耳や鼻が痛くなるほどの寒さはもう要らない。
暖房をつけても室温が上がらないほどの寒さは要らない。
冬が苦手な私は、冬への不平不満ならいくらでも出せる。
……嘘言いました、いくらでもは出ない。
むしろ冬への不満なんて「寒い」だけで十分だ。それだけで十分に冬が苦手な理由になりうるはずだ。
寒いというだけですべてのやる気が失われ、寒いというだけで気分が落ち込んでくる。
冬はもう終わっていただいてかまいませんよ。
夏が早くきていただいてもかまいませんよ。
最近の夏の暑さは生死に関わるレベルだけれども。
特別に夏っぽいことをすることもないのだけれども。
夏って「夏だ、夏がくるぞー!」「夏だーー!!」っていう感じがする。
対して冬は「ああ、冬が……冬がきてしまう……」「冬か……」っていう感じ。
この感じ、文面で伝わるのだろうか。文面で伝えられるスキルは私にはない、無念。
冬が好きな人にとってはこの感じ方が真逆ということになる。
それはわかるのだけれど、どうしても信じられない気持ちはある。
冬が……? 冬がお好きなので……?? それは本心ですか……?? 冬が好き、と思っている自分が好き、みたいなパターンでは……? みたいなね。なんてひねくれているんだ、私ってやつは。
冬が好きっていう人と私とでは、別の世界を生きているのかもしれない。そんなわけはないか。
きっと見えているものや感じていること、思っていることが違うだけだ。
冬が好きな人は、冬に楽しみや幸せを見つけていて、夏が好きな人は、夏に楽しみや幸せを見つけている。その違いなんだ。
冬の楽しみってなんだ。
……おふとんか。
うん、間違いなくおふとんだ。
冬のおふとんは夏のおふとんに圧勝。おふとんはいつだって最高だけどね。眠れなくたっておふとんは良い。
しかし、冬のおふとんは強力な魔法を使っているので、一度おふとんに入ると出られなくなる。冬のおふとんの暖かさが私を離してはくれない。ああ、冬のおふとんにも欠点があった。
もしも冬がなかったら、夏を楽しみにすることもなくなるのだろうか。
そう考えると冬があることにも感謝をするべきだろうか。
いやぁ、冬に感謝はしたくないかもしれない。
2025.03.07 もげら
