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M-1グランプリ2025出場振り返り①|エントリーから1回戦|女子高生芸人|宮城県

こんにちは。文字見知りのもずくです。
先日、文字見知りでM-1グランプリ2025の1回戦に出場してきました。今回の記事は、M-1グランプリへのエントリーから1回戦までの振り返りをしていこうと思います。

印象に残るため、そして勝つためにどんなことを意識したのかも記したので、どこかの誰かの参考になれば幸いです。


エントリー

ハイスクールマンザイが終わり、漫才欲が高まっていた私たちはM-1グランプリへのエントリーを悩むことなく決めた。

7月中旬に集まり、エントリーシートを丁寧に記入した。記入漏れがあってエントリーしそびれた、エントリー失敗、みたいな話も聞いたことがあったので、それはそれは丁寧に。会場は宮城県。相方も私もエントリー時点で未成年だったため親へのサインが必要で、エントリーシートは2枚用意した。エントリーシートに親のサイン2つ書けるとこあっても良いよな…。
封筒のサイズをミスり、中でエントリーシートがとんでもない折られ方をしていたが、エントリーからボケているということにした。

エントリー時の文字見知りの目標は、

『ナイスアマチュア賞を獲る』

アマチュアの1回戦通過率が低いことは知っていたので2回戦進出は明確な目標にしなかった。私たちは漫才始めたてほやほやザウルスだったので、『MC芸人の印象に残る』ことが受賞につながりYouTubeで動画も出してもらえるナイスアマチュア賞を狙ったのだ。

そこから、たった2分でどう印象に残る漫才ができるか模索していくことになる。

1回戦に向けて

出順がAブロックの6番目になった。150組以上エントリーされている宮城県予選の、まさかの6番目である。早いって。ハイスクールマンザイも2番目だったし、そういう呪い?

M-1の1回戦は、出順で結果が左右されるとかいう話は聞いたこと無かったが、印象に残るのが大事なナイスアマチュア賞を獲るには不利なような気がする。しかも、宮城県会場、ほとんどアマチュアじゃん。プロの芸人さんは片手で数えられるくらいしかいなかった。となると、ナイスアマチュア賞って2回戦進出より無謀…?大学お笑いや社会人お笑いで活動するコンビが目立ち、もしかして何も爪痕が残せず1回戦で散るのでは、と不安が付き纏った。

その不安を解消するにはやはり、良いネタを書くしかない。良い漫才をするしかない。

そこで今回私が初めに意識したのは、
①変に尖らず王道な漫才を漫才らしく行う
②掛け合いのテンポ感を上げる
③アマチュア感を無くす(声は大きく、堂々と、自然に)

の3点だった。1回戦は素人を落とす場だ、と聞いたことがあったため、まずはしっかり『漫才』を堂々と披露できるように。結果、ハイスクールマンザイの時より漫才らしいネタが出来上がり、なかなか良いネタが書けたのではと思った。


しかし、やはり他人からの評価が欲しくて、今回頼ったのはLINEのオープンチャット。書いた漫才の台本を送ると、細かくアドバイスを送ってくれた方がいた。本当にありがたい。とくに下記のアドバイスを参考にネタを改善した。

・ボケがベタ
王道に寄せすぎて、どこかで見たことあるような漫才になってしまっていた。が、ベタでも重ねれば笑いに繋がると教えてもらったので、ボケ数をグッと増やすことに。

・展開が無い
2分で展開を作るのは難しいと考えて、ボケとツッコミの掛け合いのみで台本を作っていたが、2分でも工夫すれば展開を作れるそう。観客を飽きさせないために後半にもうひと展開入れることに。

・ツッコミが長い
ボケが良いのにツッコミのワードが長くくどくなっていた。ツッコミをまず短くはっきり言い切ることで、くどさもなくテンポ感のさらなるアップにも繋がった。



この3つを意識して作り直してみたら、、めちゃくちゃ良くなった〜〜‼️しっかり王道漫才で、テンポ感も上がり、かつ展開でしっかり魅せる。少し変えただけでかなり見違えるようで、やはり他人からの目はとても大事なことがわかった。

今回もあまりたくさんの回数相方と顔を合わせられなかったので、1回戦前日にカラオケで集中的にネタ合わせをした。
撮った動画をハイスクールマンザイ同様お笑い好きグループLINEに送り、文字見知り専属作家Sくん(ハイスクールマンザイの記事参照)にアドバイスをもらった。あまり時間がなかったので大きく変えることはできなかったが、細かな調整ができたのでやはりありがたい。

何度か通してやってみて、かなり掛け合いのテンポも良いし、力まずできるようになってきたのだが、一つだけ懸念点があった。

このネタで、『印象に残る』ことはできるのか?

構成もしっかりしていてかなりいいネタではあるが、どうしてもそのことが頭から離れずなんだかもやもやしていた。すると、相方が一言。

「うち、1回戦の会場で踊ったことある」

え、マジ??
相方は、パリオリンピックの種目にもなったブレイキンをやっている。
1回戦の会場で踊ったことがあるということは…

「ネタにブレイキン入れられる!?」

オチを少し変えて、最後相方にぐるぐる回ってもらえば…めちゃくちゃ印象に残るのでは!?
そうと決まれば、早速流れに組み込んでみる。コント漫才の形を取っているので、ボケである相方が奇抜な動きをするの流れを作るのは容易だった。

こ、これは良いぞ。急にめちゃくちゃ自信が湧いてきた。文字見知りにしか出来ない漫才ができる。ナイスアマチュア賞も夢じゃない。
今考えると甘い考えだが、当時は本気でそう思って、わくわくしてならなかった。

文字見知り、宮城県揺らすぞ。私たちはそう意気込んだ。

1回戦当日

1回戦当日の朝は、自転車で悠々と会場近くの公園に集合した。
ネタの最終合わせ、細かい台詞やボケの順番、そして時間を調整して完璧に近い状態に仕上げた。ふたりともかなりわくわくしていた。

ぐりりホール(会場)の前に着くと、見覚えのある人影が。ハイスクールマンザイの準決勝をともに戦った『さぬきずどん』のエンメイネオンちゃん!!私たちに気がつくと駆け寄ってきてくれた。知り合いがいるのは心強い。

ふと見ると、ネオンちゃんの隣に男前な方が。ネオンちゃんの新しいユニット、『即席ふんわり麺』の相方さんだ!軽く挨拶を交わし、宮城県お笑い界隈でまた顔見知りができたぞ〜、とわくわく。

ネオンちゃんの相方さん、わたかみふくろうさんは(少なくとも私には)すごく若く見えて

「おふたりは同い年…とかですか?」

「…10個上です、」

エーーーー⁉️というびっくり仰天な会話をしてしまった。本当に高校生か大学生に見えたんだもん。わたかみさんごめんなさい。衣装どれが良いですかね?って聞いてきたシャツ「全部シワシワですね」って言ったのもごめんなさい。

受付時間まで軽くネタ合わせを繰り返して、会場に入ると受付でエントリーナンバーのシールがもらえた。お札みたいな加工がされてる!早速胸元に貼り、相方と一枚パシャリ。この時点で最高の思い出。

あれよあれよという間に、気づけばもう舞台袖にいた。早いって。6番目だもんね。舞台袖からは、漫才の掛け合いとお客さんの笑い声がかなり聞こえてきた。どの組もかなり、かなりウケている。宮城でお笑いライブに行くと、芸人さんは口を揃えて「宮城のお客さんは本当に温かいね」と言う。宮城県予選の会場も例に漏れずお客さんがとても温かそうだ。次は自分たちの番だ。

高鳴る心臓を抑えて、出囃子とともに舞台へ飛び出した。









ウケた。かなりウケた。ちゃんと笑って欲しいところでちゃんと笑い声がガツンと耳に響いた。すごい、ウケるって、笑いを浴びるって、こんなに気持ちいいのか。私たちの、文字見知りの〈面白い〉が、宮城に届いたのだ。

私も相方もネタを飛ばさなかった。私がほんの少しだけ噛んだけど、ネタの進行に影響は無かった。舞台上で、相方はぐるぐると回った。会場が沸いた。実は私も回っているところを見るのは初めてだった。人って頭でそんな回転できるんや。相方は楽しかったのか予定より長く回っていた。

そのあとはなんだかほわほわしていた。相方のご両親が来ていたので挨拶し、あとは解散した。結果は、インスタの配信を各々見て連絡しようということになった。

ナイスアマチュア賞、あるのでは…?!と心踊りながら帰路に着いた。

結果発表〜‼️

夜、結果発表のインスタライブが始まった。始めにナイスアマチュア賞が発表されて、そのあと2回戦進出者が発表される。相方とLINEをしながら(今考えると電話すれば良かった)結果を聞いた。

ナイスアマチュア賞がすぐ呼ばれた。文字見知りじゃなかった。悔しかった。身体から力が抜けた。2回戦へ進出するのはどのくらいの人数がいるのだろうか。そのまま配信を聞いていた。














「4711番、 文字見知り!!」














え??
今、文字見知りって言った?2回戦?進出??聞き間違いかと思うも、相方もしっかり聞いていた。

語彙力が無くなるふたり


漫才はじめたての女子高生コンビ、文字見知りは、M-1グランプリ2025の2回戦に進出を果たした。行くと思っていなかった。正直、未だ実感は無い。すごく、すごく嬉しかった。人生1と言っていいほど。

ありがとう、けいでぃー。私とコンビを組んでくれて、本当にありがとう。友人でもない、恋人でもない、紛れもない、相方への、相方にしか感じることのない感情が沸いた。もう、漫才はやめられないと思った。

どうして?

なぜ、文字見知りは2回戦に進出できたのか。それは、アマチュアがほとんどの宮城県会場だったから、というのが大きいと思う。東京や大阪の会場だったら、きっと落ちている。

もう一つは、他人からの目線でアドバイスを頂けて、ネタを磨くことができたこと。初めに書いたネタをやっていたら、と思うとゾッとする。アドバイスをくれた方々、本当にありがとうございました。

しっかりと構成のある王道コント漫才をテンポ良く、堂々と行い、持ち前の声の良さと相方のブレイキンが個性となり、功をなしたのではないだろうか。真相はわからないがとにかく2回戦に進出をしたのはたしかなのだ。

2回戦に向けて

今は2回戦に向けてネタを書いている。次の舞台は東京だ。宮城ほどお客さんが温かいかも分からないし、恥ずかしい漫才はできない。2回戦からはシード権がある芸人さんも参加する。より気合いが入る。ライブのお誘いもいただいたので、よりパワーアップして、東京で文字見知りの漫才を披露するつもりだ。待ってろ東京!

最後に

4000字越えの記事を読んでいただきありがとうございます。2回戦が終わればまた振り返り記事を出す予定なので、応援よろしくお願いします🙇
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