【ネクサス】日本語は「てにをは」英語は「語順」が主述関係を決める
ネクサス(nexus)とは何か
**nexus(ネクサス)**とは、
👉 主語と述語の関係が成立しているひとかたまり
のこと。
つまり、
「…が〜する」
「…が〜である」
という意味上の主述関係が成立している単位。
ここで重要なのは:
ネクサスは「意味上の主語と述語」の関係であり、
文型でいうSVと必ずしも一致しない。
文型は構造。
ネクサスは意味の単位。
日本語と英語の決定的な違い
🇯🇵 日本語
👉 「てにをは」が主述関係を決める。
わたしは:それを:食べた
わたしは:食べた:それを
食べた:わたしは:それを
食べた:それを:わたしは
それを:食べた:わたしは
それを:わたしは:食べた
順番を変えても、
わたしは=主語
それを=目的語
食べた=動詞
助詞があるから、ネクサス関係は壊れない。
🇬🇧 英語
👉 「語順」がネクサス関係を決める。
My sister walked Coco.
Coco walked my sister.
語順を変えると、
主語が変わる
行為の方向が変わる
英語では「位置」が役割を決める。
ネクサス中心で英文法を見る
英文法を、
「主語と述語の関係を、英語ではどう表現するか?」
という視点で見ると、
文法事項がバラバラに見えなくなる。
例文をネクサス視点で整理
例1
I do not eat seafood raw. S V O C(第5文型)
基本ネクサス:
I eat seafood.
そこにもう一つのネクサスが加わる:
seafood is raw.
raw は seafood と意味上の主述関係を作っている。
例2
She is still waiting for him to text her. ( for to 構文)
for him to text her
→ 「him texts her」という意味上のネクサス。
文の中に、別のネクサスが埋め込まれている。
例3
It is so sweet of you to invite us all. (It is 〜 to 構文)
to invite us all
= 「you invite us all」というネクサス。
It は仮主語。
真のネクサスは to 以下。
例4
I can hear him talking on the phone. S V O C(第5文型)
基本ネクサス:
I hear him.
追加ネクサス:
he is talking.
知覚動詞は第5文型を取る。
例5
Let’s call it a day. S V O C (第5文型)
例6
With my car broken, I cannot give you a ride. (分詞構文)
With + 名詞 + 分詞
例7
I am having my car fixed. (使役動詞)
S V O C
例8
I will get my hair cut tomorrow. (使役動詞)
S V O C
ネクサスで見ると何が見えるか
英語の多くの文法は、
👉 ネクサスをどう作るか
👉 ネクサスをどう埋め込むか
のバリエーションにすぎない。
第5文型
使役
知覚動詞
for to
It to
分詞構文
全部、
「小さな主語+述語の関係」を
どう表現するかの違い。
だから英語が話せない理由はこれ
わたしたち日本語話者は、
語順で主述関係を固定する
という発想が弱い。
だから、
ネクサスを正確に作れるようになるまでその点に意識をおいて訓練する必要がある。
