【加筆版・惑星意識の虹】月(前編)──わたしが世界に触れた最初の感覚
一旦完結した「惑星意識の虹」シリーズですが、1編完結だった月、水星、金星の解説を、それ以降(太陽~)のシリーズと足並みを揃えて、神話要素を含めて加筆・書き直してみたい思います。おさらい+αで、よりそれぞれの意識の本質に迫るように書いたつもりです。ぜひお読みください!
人の惑星意識を説明するうえで、
一番最初にして、土台となる意識が「月」
と呼ばれる領域です。

「月」は、私たちが人生で最初に育む、
もっとも根源的な意識です。

言葉も、思考も、意志も持たない
赤ちゃんの頃──
「怖い」「心地いい」「さみしい」
といった情緒的な反応だけを頼りに、
この世界と出会っていた、
あの原初の“感じるこころ”。
それが、月の意識が働いている場所です🌙
その頃の私たちは、まだ「わたし」という
存在を自覚していたわけではありません。
世界との接点は、ただ身体感覚を通して
“感じること”だけ。
そんな最初の感覚の器が、「月」なのです。
月は、安心・不安・甘え・寂しさ……
そうした情緒そのものの土台であり、
「自分はここにいてもいいんだ」
と感じられる感覚のこと。
それは、まだ言葉にならないうちから、
この世界が“わたしを受け入れて
くれるかどうか”を測る、
無意識のセンサーでもあります。
そしてこれは、子ども時代だけ
の意識ではありません。
大人になった今もなお、
月の意識は、私たちの潜在意識の
深いところで、ずっと働き続けています。
月は、理屈で整理することができない、
「わたしの奥の、わたし」。
見えないけれど、人生の土台として、
私たちを支えている感受性です。
この章では、そんな月という意識の本質を、
「子ども時代のわたし」と
「大人になったわたし」を結ぶ糸として、
ていねいにたどっていきたいと思います🕊️✨
【1】月は“感じる存在”──努力ではなく、受け取ることから始まる
✴️月のキーワード
安心・情緒・甘え・感受性
本能・習慣・反応・居場所
潜在意識・無意識のパターン
インナーチャイルド
共感・揺らぎ・記憶
月は一言で言えば、
“わたしの奥にずっとある、感じる意識”。
一般的には、月は「素の自分」や
「本当の気持ち」といった言葉で
説明されることがあります。
たしかにそれも、月の一部の
表れではあるのですが──
実のところ、月はそれよりも
もっと、原初的な意識です。
それは、ごく小さく、
まだ言葉も意志もない頃──
ただ「こわい」「うれしい」と
反応していた、あの感覚の記憶。
月は、“そのときのわたし”が、
今も静かに生きている場所なのです🌙


月の意識は、努力したり訓練したりして
育てるものではありません。
たとえば、言葉をまだ知らない赤ちゃんに
「もっと安心してごらん」と言っても、
どうすることもできませんよね。
ひとの月の意識がどう育まれるのは、
“受け取ったもの”によります。

やさしい声、あたたかい肌、
泣いても受け止められた記憶──
そうした感覚の積み重ねによって、
わたしたちはこの世界に、
「いていいんだ」「大丈夫なんだ」
という実感を抱きはじめます。
言葉にならないけれど、
確かにそこにある安心感。
それが、月の意識の“はじまり”です🌱
そして、この“感じる”という性質こそが、
月のもっとも大切な特徴。
月は、思考でも意志でもなく、
ただ「今、この瞬間、どう感じているか」
に反応する存在です。
・なんだか落ち着かない
・安心してホッとした
・ちょっと不安で、人の顔色を見てしまう
──こうした、
微細で、移ろいやすいこころの動きに、
月はずっと寄り添っています。
月の感受性が育つというのは、
それだけたくさんの“受け取った記憶”が、
身体や心にしみこんでいるということ。
だから月は、技術や論理ではなく、
ケアやつながりの体験によって
育まれていくのです🌕
そしてこの「月の感受性」は、
いわゆる“潜在意識”とも深く関係しています。
よく「引き寄せの法則」では、
「現実は、あなたの潜在意識にある
“前提”が引き寄せている」
と言われますよね。
このときの“前提”──無意識の感覚は、
まさにこの月の領域で育まれたものなのです。
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惑星意識の虹 ──占星術講座・惑星 個別解説
このマガジンは、占星術における「惑星」を 性格分類や運勢の記号としてではなく、 人の内側で働く“意識の層”として捉え直す 連載シリーズをま…
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