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上司のダメ出しが「毎回キツい」と感じたら、一つだけ自問してほしいこと |フィードバック|メンタル|自己理解

上司にダメ出しされたあと、しばらく何も手につかなくなる。そんな経験、ありませんか?

僕は何年もそうでした。今日はその話を書いてみます。



帰り道に、何も思い出せなかった

会議室を出たあとの廊下が、やけに長く感じたのを覚えています。

上司に分析レポートについてダメ出しをされた日のことです。「この切り口がさ」「仮説の立て方なんだけど」と、具体的に言ってくれていたはずなんです。

でも僕の頭の中では、『ああ、ダメだったんだ』という感覚だけがぐるぐる回っていました。

その日の帰り道、ふと「結局なにを直せって言われたんだっけ」と思い返してみました。

出てこない。何も。

覚えているのは「否定された」という感情だけでした。


怖かったのは、指摘の「内容」じゃなかった

あるとき、なぜこんなに怖いのか気になって、自分が何におびえているのかを全部紙に書き出してみたことがあります。

書き出してみたら、出てきたのは「能力が低いと思われる」「信頼を失う」「チームの足を引っ張っている」みたいなことばかりで、指摘の中身は一つも出てこなかった

全部「自分がどう見られるか」の話だった。

それを眺めていて、気づきました。僕はダメ出しの中身が怖かったんじゃなかった。

「仕事のやり方への指摘」と「自分という人間への否定」を、ごっちゃにして受け取っていたんです。

「分析の切り口を変えたほうがいい」は、切り口の話です。僕の人間としての価値とは関係ない。

でも当時の僕の頭の中では、「切り口がダメ」→「僕は分析ができない」→「僕がダメ」に自動変換されていました。

だから指摘の中身が聞こえなくなっていた。内容を聞く前に、感情でいっぱいになっていたんだと思います。

『これは僕のやり方の話であって、僕の価値の話じゃない。』

次にダメ出しをもらったとき、反射的に「うっ」となりながらも、『これはやり方の話か?』と自分に聞いてみました。

……やり方の話だった。そう思えた瞬間、不思議と相手の言葉がちゃんと聞こえてきて、「あ、確かにこの仮説は根拠が弱いな」と素直に思えました。


まだ凹むけど、内容は思い出せるようになった

正直、今でもキツい言い方をされると、自問する余裕もなく凹むことはあります。完全には慣れないものですね。

ただ、少し時間が経ったあとに『あれはやり方の話だったか?』と振り返れるようにはなった。

そうすると、帰り道に「何を言われたか」がちゃんと思い出せる。否定されたという感情ではなく、「あ、あの切り口か」「確かにあの仮説は弱かったかも」と、指摘を指摘として受け取れるようになりました。

毎回できるわけじゃないけど、この問いを持っているだけで、あの頃の「何も思い出せない帰り道」とはだいぶ違うと感じています。

ただし、考えてみても「これは自分の話だ」としか思えないなら、それは受け取り方の問題じゃなくて、言い方の問題かもしれません。そのときは無理に受け止めなくていいと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました!

この note では、仕事の中で感じる「うまくいかない」を、データ分析者の視点で一つずつ分解しています。

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