ポートフォリオは何作品必要?→ 結論「数じゃなくて配分」です
「1作品は作れた」「詳細ページも作った」
ここまで来たとき、だいたい止まるのがこれです。
「あと何個作ればいいの?」
私も悩みました。
はじめは訳も分からず、課題で制作した作品をとりあえず全部のせました。
この問いに正面から答えます。
採用担当が実際に見ているもの
これはデザイン系の採用に関わったことのある知人から聞いた話ですが、「作品が10個あっても、バラバラだと逆に困る」とのことでした。
ここで言う「バラバラ」というのは、こういう状態のことです。
「バラバラ」な状態の例
LP(ランディングページ)が1枚・バナーが1枚・名刺デザインが1枚・イラストが1枚・フライヤーが1枚……と、
脈絡なく色々な種類の作品が並んでいる状態。
見た人が「で、この人は何が得意なの?」となってしまう。
逆に言うと、採用担当が見たいのは「この人は何ができるか」がすぐわかること。だから重要なのはシンプルで、応募する業務内容に対して掲載作品が7割以上はマッチしている事が大事なのではないでしょうか?
作品の種類(LP・バナー・コーディングなど)をどの割合で見せるか=「配分」になります。
作品が1つでも成立する理由
極端に聞こえるかもしれませんが、作品が1つでもOKなケースはあります。ただし、条件があります。
課題設定がある(なぜこのデザインにしたか)
ターゲットが明確(誰のために作ったか)
意図が説明できる(どんな効果を狙ったか)
この3つがそろっていれば、「考えて作れる人」、制作プロセスが見えます。逆に、なんとなくスクールの課題で作った作品が5個並んでいるより評価されることは普通にあります。
「1作品でも丁寧に作られていれば、面接で話が広がる。
数が多くても話せない作品は逆効果」
とはいえ、実務的には3〜4作品ほどあると、
「再現性(毎回ちゃんと作れるか)」が更に伝わりやすくなるのではないでしょうか?
逆に20個もあると、どれを見ればいいか悩みますよね。採用担当の立場で考えると、多すぎず少なすぎずの方が判断しやすく、伝わるポートフォリオになるのではと思います。
配分の考え方(ここが一番大事)
「作品の種類」というのは、たとえばこういうものです。
作品の種類の例
LP(縦長のWebページ)/ バナー(広告用の画像)/ Webサイト全体/ コーディング再現(デザインをHTMLで実装したもの)/ ポスター・フライヤー など
目指す方向によって、どの種類をメインにするかが変わると思います。私が思う目安はこちらです。
・Webデザイナー
7 (LP ・WEBサイトデザイン) : 3 (サイトバナー・アイコン)
・コーダー
8 (コーディング再現) : 2 (実装デザイン補助)
・グラフィックデザイナー
7 (LP・バナー) : 3 (ポスター・フライヤーなど)
もちろん、グラフィックデザイナーといっても、いや私は印刷物には全く興味がないんですと言う方でしたら、ポスター・フライヤーは外した方がいいと思います。WEBデザイナーでもコーディングも好きと言う方はコーディングメインなのか、デザインメインなのかで配分は変化すると思います。参考程度に捉えてください。
お伝えしたい事としては、少しだけ別の種類を混ぜることで「この種類もできます」が自然に伝わる事。全部やる必要はありません。メインの業務に関連性のある種類がおすすめです。
そして、逆にやらなくてよかったなと思う事もありました。
無理に数を増やす
→クオリティが下がり、挫折の原因になる
とりあえず全種類作ろうとする
「何が得意な人か」が伝わらなくなる
説明文を省く
作品の意図が伝わらず、評価されにくい
ポートフォリオは「全部できる人」になる場所ではなく、応募する業務内容に対して「これができる人」と伝える場所です。
最後に
未経験の段階では、増やすより整える方が100倍大事です。前回のお話になりますが、少なくても「ちゃんと考えて作っている」状態にできれば、それだけで一歩抜けます。
無理に大量に作品を増やそうとせず、
お互い一歩ずつ確実にやりたい職業を目指しましょう。
前回の記事で、1つの作品はすでに完成しているはず。
次は、焦らず2つ、3つと“質を保ったまま”増やしてみませんか?
次回は、「Webサイト作品のデザイン制作手順」についてまとめる予定です。
フォローいただけると嬉しいです。
