肌を美しく整えてくれる――野草のドクダミ
5月もそろそろ後半に差しかかり、
温かな空気と柔らかな風に背中を押されるように、
今日も散歩へ出かけた。
昨日までは少し肌寒く感じていたのに、
今日は歩き始めるとすぐに汗ばむほどだ。
外の鮮やかな緑を眺め、青空にもくもくと浮かぶ雲を見上げると、もうすぐ暑い季節がやってくる気配がする。
そんな中、ふと地面に広がる白い小さな花が目に入った。なんと、ドクダミがすでに満開になっていたのだ。
「え、こんなに早く?」
例年なら6月頃に咲き始めるのにと思いながら、しゃがんでそっと触れてみる。確かに、しっかりと花を咲かせたドクダミだった。
ドクダミは、食べてもよく、肌にもよい。
自然からの贈り物のひとつであり、ヨモギと同じく薬効の豊かな野草だ。
私はこのドクダミも、こよなく愛している。
根や葉を採集して丁寧に洗い、水気を切ってから、根は和え物にしたり、炒めて食べたりする。
炒めると生臭さがやわらぎ、噛むとシャキッとした食感とほのかな酸味が広がる。野草ならではの香ばしさもあり、つい箸が進んでしまう。
葉は乾燥させてお茶にすると、ほうじ茶に似た深い甘みがあって、とても美味しい。
また、葉や根をお風呂に入れて体を沈めると、自然に包まれるような、なんとも言えない心地よさに満たされる。
肌荒れを防ぎ、皮膚を引き締め、痒みをやわらげてくれるのも嬉しい。
漢方でも昔から「十薬」と呼ばれ、薬草として親しまれてきた。
今日、思いがけず満開のドクダミに出会えたことが嬉しく、
「これからしばらくお世話になりそうだな」
そんなことを思いながら、
自然からの贈り物に静かに感謝したひとときだった。
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