日本のクリスマス:企業が作り上げた、ただの商業イベントに過ぎなかった!
子供の頃、クリスマスは楽しみだった。
普段なかなか食べられないローストチキンとケーキが食べられて、朝起きると枕元にはサンタさんからのプレゼントが届いているんだから。
珍しく、父が頭にサンタ帽子を被って夜遅く帰ってきたりもした。
高度経済成長が目指したのはアメリカの豊かな暮らしだった。
子供にとってクリスマスはただ楽しいイベントに過ぎなかった。
親たちにとっては豊かさを感じられる儀式だったのだろう。
クリスマスは、豊かさの象徴だった。
クリスマスケーキのアイスケーキが出た時は嬉しかったなあ。
今でもあるんだろうか?
そこで日本人にとってのクリスマスとは何なのか、調べてみた。
1. 明治時代〜戦前:最初は「外国人向けイベント」
• 1552年 フランシスコ・ザビエルらが鹿児島で日本初のミサを行う(日本初のクリスマス)
• 1900年頃 横浜・神戸などの外国人居留地でクリスマスツリーやパーティーが行われる
• 日本人にとっては「キリスト教の祭り=一部の人の宗教行事」に過ぎず、一般にはほぼ浸透せず
2. 戦後(1945年〜1960年代):決定的な転換点
これが一番大きな理由です。
• 1945〜1952年 GHQ(連合国軍総司令部)による占領下
→ アメリカ兵が大量に日本に駐留し、クリスマスを盛大に祝った
→ 街中にクリスマスツリーやイルミネーションが登場(特に東京・銀座など)
• 1950年代 アメリカ文化の大量流入
→ テレビ・映画・音楽を通じて「アメリカ=クリスマスが当たり前」というイメージが植え付けられる
→ 例:1956年公開の映画『東京物語』でもクリスマスツリーが映るなど、すでに風景として登場
3. 商業戦略の大成功(1960〜1980年代)
ここから日本独自の「宗教抜きのクリスマス」が爆発的に普及します。
• 1950年代後半〜 百貨店が「クリスマス商戦」を本格化
→ 三越・高島屋などが豪華なクリスマスツリーやディスプレイを設置
→ 「クリスマスケーキ」の販売開始(不二家などが先駆け)
• 1970年代 「クリスマス=恋人たちのイベント」に変貌
→ 1974年 ケンタッキー・フライド・チキンが「クリスマスにはケンタッキー!」キャンペーン開始
→ これが大ヒットし、今でも日本独自の習慣として定着(2024年も予約殺到)
• 1980年代 バブル期の追い風
→ イルミネーション・デートスポット化が加速
→ 「クリスマスに恋人と過ごすのが当たり前」という価値観が完全に定着
日本独自のクリスマス文化(2025年現在)
• 宗教的意味はほぼゼロ(日本人クリスマス参加者の99%以上が無宗教or仏教・神道)
• 12月24日がメイン(25日は普通の平日扱い)
• 恋人イベント+子どもへのプレゼント+ケーキ+チキン
• 教会に行く人はごく少数
結論:なぜ定着したのか?
1. 戦後のアメリカ文化の強烈な影響(GHQ時代)
2. 企業が「宗教色を完全に抜いたイベント」に仕立て上げたこと
3. ケーキ・チキン・プレゼントという「美味しい・楽しい」要素が揃ったこと
4. 日本人の「お祭り好き」な国民性がマッチしたこと
つまり、日本におけるクリスマスは「キリスト教の祭り」ではなく「日本企業が作り上げた商業イベント」として完全に独自進化したものなのです。
だからこそ、仏教国でありながらここまで定着した、という世界的に見てもかなり珍しい現象。
クリスマスは日本企業が作り上げた、単なる商業イベントに過ぎないのだった。
もちろん、子供たちがまだ小さかった頃はクリスマスを楽しんでいました。取引先がフィンランドの企業だったので子供達を騙しやすかったこともあったので子供たちはサンタの存在を信じていました。
その頃主婦をしていた僕は自分でローストチキンも焼いていました。

