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私の好きなファミコンソフト ~ 勘違いから始まり、気が付けば「好き」になっていた~

1980年代-。
自分が小学校時代に大流行したのが「ファミコン」だった。

周りの同級生達も大抵持っていた。
が、自分はなかなか買ってもらえなかった。

同級生で1人だけ通学路が逆方向な中、わざわざ同級生の家でゲームを触らせてもらったりしたものだ。
自分が買ってもらったのは、周りが持ち始めてから2~3年後のことだった。
それでもすごく嬉しかった。

当時住んでいたところは田舎だったので、最新のゲームソフトはなかなか買えなかったが、年に数回、空きテナントを利用して中古のゲームソフトを販売するイベントがあった。

その都度家族におねだりした。
が、大抵は却下されていた。
そんな中で2回だけ、ゲームソフトを買ってもらったことがあった。

祖父母が1回ずつ買ってくれることになったのだ。
前触れもなく買ってもらえることになったので、それは心躍ったものだ。

1回目は祖父だった。
当時同級生の家でたまに遊んでいた「スカイデストロイヤー」が欲しかった。
祖父に「戦闘機で敵と戦うスカイデストロイヤーというゲームが欲しい」とお願いした。

2時間ほどして。祖父が帰ってきた。
玄関まで飛んで迎えにいった。祖父は嬉しそうにソフトを見せてくれた。

「ジャイロダイン」

違った-。
いや、正確に言えば微妙に違うのだ。
同じ発売元でパッケージもどことなく似ている。
祖父が間違うのも無理はなかった。

AIでイラスト化。確かに似てる…

内心はすごくガッカリしたが、折角買ってもらった手前、その感情を表には出さなかった。


1年後に再び機会が訪れた。今度は祖母だ。
当時、周りで流行っていた「キングスナイト」というソフトが欲しかったのでそうお願いした。

1~2時間後。帰ってきた祖母を飛ぶように迎えにいった。

「キングコング2 ~怒りのメガトンパンチ」

違う。違うのだ。
また欲しかったソフトではなかった。
でも折角買ってくれた祖母の気持ちを傷付けたくなかったから、本音を表には出さなかった。

月日は流れ-。
気が付けば当時の祖父母の年齢に徐々に近づいてきた。
ポケモンの名前もロクに言えない。
「買ってきて」と言われて正しく買って帰る自信はない。

そして。
祖父母に買ってもらった「ジャイロダイン」と「キングコング2」は自分でも驚くくらいよくプレイしていた。大事にしたかったのだろう。

いつの間にか「大好きな」ゲームソフトになっていた。

じいちゃんばあちゃん、ありがとう。
一生、大事にしていくね。


(エッセイ本文ここまで。978文字。)


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