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イルミネーションより、あったかい夜♡

今日はクリスマスイブ。
もちろん、残業禁止なので笑、みんなで定時であがって、
大手を振って(笑)オットとイルミネーション見に行きます♡

「…はぁ、お腹いっぱい♡」
「さっきのイタリアンよかったな。」
「うん、ワインも美味しかったし♡」
夜になって、風も冷たくなってきて、
「あ、さむ…」 すかさずオットの腕を掴むわたし。
「ん、ほら」
オットが手を差し出してきて、恋人つなぎして歩く。

街路樹のイルミネーションがキラキラしてて、思わず
「わぁ、綺麗…」って声が出る。
そんなわたしを見て、オットも嬉しそう。
「ふふ♡ひとつ夢が叶っちゃった~」
「よかったな」
「うん♡連れてきてくれてありがと♡」
「ね、一緒に写真撮りたい〜」
「ほら、スマホ貸して」
オットがスマホを掲げて、ツーショットでおさめてくれる。
「ほら」
「あー♡うんうん、良き笑 〇〇クン、ちゃんとイケメンに撮れてる♡
わたしもイルミネーション効果でいい感じに盛れてる♡」
それを聞いてオットがクスクス笑う。
「ちょっと〜、なんで笑うのぉ?」
「いや、なんかすごくはしゃいでて、かわいいなと思ってさ。」
「ちょ、もう!恥ずかしいじゃん」

「……ほら」

そう言って、オットがさっきより少しだけ強く指を絡めてくる。
さっきまでの “ 恋人つなぎ ” より、ぎゅっと密着する感じ。

「……なに、その “ 間 ” 」
「寒いんだろ?」
「さっきまで余裕だったくせに〜」
「今は……一緒にいたい気分」

不意打ちでそんなこと言うから、胸がきゅっとする。

「ずるいんですけど」
「なにが」
「クリスマスイブに、それ言うの」

オットは何も言わず、歩くペースを少し落としてくれる。
イルミネーションの光が、肩越しにふたりを包んで、
人混みの中なのに、世界がふたりだけみたいで。

「……ね」
「ん?」
「今日さ、ちゃんと “ 夫婦 ” してる感じしない?」
「最初からしてるだろ」
「でも、こういうのは特別♡」

わたしが腕に体重を預けると、
オットは小さく息を吐いて、肩を寄せてくる。

「……可愛いこと言うなよ」
「なに~♡照れてる?」
「照れるに決まってるだろ」

そう言って、繋いだ手を軽く振ってくる。

「ほら、写真もう一枚」
「え、まだ撮るの?」
「今の距離感、記念」

スマホを向けた瞬間、
オットがわたしのこめかみに、そっと額を寄せる。

カシャ。

「……」
「……ちょっと…いまの反則」
「なにが?」
「クリスマスの空気、全部持ってかれたじゃん///」

オットは少しだけ笑って、耳元で低く言う。

「このあとも、離さないからな」
「…/////」

──イルミネーションより、
胸の奥がいちばんあったかい夜です。

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