失踪する疾走感
おはようございます。
昨晩覚悟を決めて読み始めた、ガリレオシリーズ第一弾らしき文庫本が、あと少しで読み終わりますよ。5章ある内の、4章突破です。
多くの本読みの方々からすれば、何を興奮しているのか、まったくわからないことでしょうが、私としては、驚異的な速さです。しかも様々な言い訳を駆使してぎりぎりまで先延ばしした上、冒頭に出てきた『火星年代記』の引用がどこに当たるのかを探してごそごそしてたりしていたのに、です。
夢中になって徹夜で一気に読んじゃいましたよ、ではなく、疲れて10回くらい寝落ちしてますし、目が覚めて読み返してみたらぜんぜん解ってなかったことが判ってもう一回読んだりしてますし、とても理想的読者とは言えない読書体勢で、それも、
出てきた名前が誰か覚えてなくても、決して前のページに戻らない
という誓いの元、全力で読み進めた結果なので、
あ、またわかんない人出てきた。きっと前の前のページ辺りにご紹介あったんだろうけど、行動の描写や会話の内容であの人かもっていずれ思い至るから、きっとたぶん問題ないに違いない!
という希望的観測に基づく至極いいかげんなもやもや状態がたびたび挟まって、焦点が定まったりぼやけたりを繰り返す、精神衛生上問題ある想像画像を通しての観照だったりするのです。
でもそうでないと、この五倍くらい時間かかります 。
私は人の名前が引っかかるフック?が脳に無いらしく、
実は日常生活においても大体似たような感じなのですが、
文章に登場する人物の場合、周辺情報のグラデーションがその一歩先ですっぱり切れてなくなっているので、その症状がより顕著です。
このお話では、出てくる全員がまずフルネームで提示されるのですが、
なので自分で人物相関図?とかを作ればいいのかもですが、
そんなことしてたらその作成作業と参照確認と追記と訂正とで読書してるんだか分析してるんだかわかんなくなるのです。
そういうわけで、順調であるとやや強弁的に主張するところです。
今のところちゃんと楽しめてますし、問題無し。
ただ、好き嫌いという点におきましては、
即断出来ないと申しますか、
たぶんこれこそ作品鑑賞にあたっての、私最大の欠点なのですが、
自分のその時の直感的なものを、手放しで信じて、
わたしこれすきー!
ってする能力に乏しいところがございまして 。
画面の端の、解像度が低い辺りに、
それまで保持していた評価をひっくり返さざるを得ないものが潜んでいる可能性について、どうしても無視し切れない性質が、災いしております。
何をビクビクしておるのか、なのですが、
特に今回の場合、理詰めで謎を解く探偵役さんが主人公ですし、
自らもそれを標榜して恥じない性格設定でしょうし、
余計な描写とかも極力削いだ、テンポ良い文章で、
ふわっと投げかけられて、あとはご自由にどうぞ?
ってされて、たちまち路頭に迷って不安に陥り必死で手がかりをかき集めようとしてしまうおそれは、むしろ最小限にしてある、しなくちゃいけないジャンル?であり、総合的に恐るるに足らず、なはずなのです。
なのですが、ああ、なるほど!を生む仕掛けが、全て、
私の知識レベルからすると割と高度な、理系知識に拠るもので、
それがほんとにそうなのか、にわかに判断出来ないのです。
前に、おすすめされて、『氷菓』とか、『タレーランの事件簿』とか、『スープ屋しずくの〜』とか、ミステリー?に属するものを読んでいるのですが、
いつも引っかかるのがそこです。
ワクワクする高校生活、とか、京都にある喫茶店、とか、都会で働く女性、とか、理解の前提となる基礎的知識、というか、その場面では当然皆が身につけていてすべての判断の基礎となる、 そこでの常識 が、いまいち、またはほとんど、実は想像も困難なレベルで身についていないため、
おもしろいなあ、とかの感想に、常に不安がついてくるのです。
楽しむためには、障害でしかありません。
どれも商業的にも見込まれて世に出されたものでしょうし、
多くの読者が許容可能な設定にしてあるはずで、
実際認められて評価も高いとお見受けいたしますので、
これは私の方に問題があるとしか思えませんし、
思い当たるふしはといえば、
ふつうでないことをアイデンティティに据えようとした弊害と申しますか。
挫折に際して、涙を拭ってまた前を向く代わりに、
こうすれば挫折じゃなかったことにできなくない?って繰り返し姑息な手段に訴えた結果が、この始末。
でももうむじゃきなちゅうがくせいとかにはもどれないれごじゃりますし、
一生背負っていかねばならぬ業と心得て、
つきまとうもやもやにキーってなりながら読み進めるしかないのですよ。
私みたいなのが主人公なら問題ないのですが。
売れませんね。
さあ、がんばって続きを読むですよ。
今日は代休なのです。
合間に、ちょっと仕事場に寄ってメールとかチェックして資料揃えて病院行って診察受けて訪問先に寄って資料渡して別の病院で診察受けて電話して発注して明日の準備とかしなくちゃなりませんが。
