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言えなかったわたしが、言葉で心を守れるようになるまで①

「言いたいことが、言えない」

そんな悩みを、抱えたことはありますか。

わたしは、ずっとそうでした。
心ない言葉を投げられても、本当は言い返したいのに顔は笑ってしまう。
自分と違う意見を主張されても、反論できない。

言えなくて、たくさん傷ついてきました。

でも、そんなわたしが、
今では言葉で自分の心を守れるようになりました。

同じように悩んでいるあなたに、この記事が届きますように。




皆さま、おひさしぶりです。瑞紀です。
いかがお過ごしでしょうか。

最近はInstagramをメインに発信をしていますが、
そこでは綴りきれない想いがありnoteに戻ってくることにしました。

わたしが皆さんに、どうしても伝えておきたいこと。
自己紹介代わりに読んでいただけますと嬉しいです。


言いたいことを、言えない人生でした


普段、言葉の発信をしているわたしの姿は、
皆さんの目にはどう映っているでしょうか。

「昔から国語が得意だったんでしょ?」
「語彙力があって羨ましい」

そんなメッセージや感想を受け取ることがたまにあります。
たしかに、子どもの頃から本を読むことや国語の授業は好きでしたが、いざ自分の気持ちを言葉にしたり、相手に伝えることはとても苦手でした。

今のような言葉を扱えるようになったのは本当にごく最近の話なんです。


これまでのわたしは、
言いたいことを言えない人生でした。



「張り合ってしまったら、もっと傷つくかもしれない」
「もしかしたら、間違っているのはわたしのほうかもしれない」

そんなふうに自分を納得させて、これまでたくさんの自分の気持ちをゴミ箱に捨ててきました。

もし、わたしの言葉で相手を傷つけてしまったら。
怒らせてしまったら。
見当違いなことを言って、がっかりさせてしまったら。
それで、この関係が壊れてしまったら。

そうなるくらいなら、わたしがちょっとだけ我慢すればいいと思っていました。


聞き分けのいい子でいれば、周りから浮くことはない。相手の機嫌を読んで、相手の意見に合わせておけば、人間関係のいざこざに巻き込まれることもない。争いが苦手なわたしにとって、それはたしかに、平和な毎日だと言えました。

なんとなくうまくいっている気がしたし、それでいいはずだったんです。


言えずに飲み込んだ言葉の代償


言えずに飲み込んだ言葉は、
何日経っても、何ヶ月経っても、何年経っても、
心の奥底にどろどろと沈んだまま消えないことにふと気がつきました。

"ちょっとだけ"の我慢が、少しずつ積み重なって、
わたしの心は重たくなっていました。


あの日、友人に伝えたかった悲しさ。
あの日、恋人に知ってほしかった愛のかたち。
あの日、上司に聞いてほしかった不安。
あの日、家族に受けとめてほしかった本当の気持ち。

どれだけ前に進んでも、かけがえのない幸せに包まれていても、
あの日言えなかった言葉が、からだじゅうの小さな隙間に埋まっていて、ふとした瞬間に引っかかる。

相手の顔や名前を思い出すたび、沈んだはずの言葉が、もう一度浮かんでくる。そして、開いたままの心の傷に、静かに滲みていく。


言葉になれなかったモヤモヤは、そのうちどこかへ消えてなくなるものだと思っていたのに。
どうやらずっと、わたしのからだの中を泳ぎ続けているらしい。

「なんであの時、言い返せなかったんだろう」
「なんであの時、ヘラヘラ笑ってしまったんだろう」

モヤモヤはあの日の熱を帯びたまま、口から外へ出ようとやってくる。
でも出したいのに、出せない。この気持ちを言葉にする手段を、わたしは知らないから。
あぁ、喉の裏側が、じりじりと火傷したように痛い。


なんか、ダメかもしれない。

周りに合わせておけばうまくいくと思っていたけれど、たぶん、このままじゃダメだ。これじゃあ、わたしの心は死んでいるのと同じじゃない?

あれ?
わたしは、何が好きで、何が嫌いなんだろう。
何がしたくて、こんなに必死に生きているんだろう。

あれ?
本当のわたしって、なんなんだろう。
わたしは、わたしの人生を生きているんだろうか。

わたしが、わたしじゃなくなっていく気がして、
心臓がヒュッとなりました。


自分の人生を取り戻すために


どうにかしないと。変わらないと。
ちゃんと、自分と向き合わなければ。
自分の人生を、自分の手に取り戻さなければ。

心の中で生まれた言葉は、少しも無かったことにしちゃいけなかったんだ。
ちゃんと、ひとつずつ救ってあげなければいけないんだ。


そう思ったとき、机の上に置いてあった一冊の日記帳に目が止まりました。


そうだ。日記帳の中なら、誰にも見られないし、誰も傷つけない。
ここに、わたしの本音を書こう。

1冊目の日記帳|高橋の3年卓上日記


最初は、うまく言葉にできませんでした。
自分が何に傷ついているのか、何を悲しいと思っているのか、何を望んでいるのか。なぜ嬉しいと思ったのか、涙が出そうになるのか。
自分のことなのに、他人のことのようで、
全然分かりませんでした。

だから、本を読みました。ネットで調べました。
SNSでもどこでも、いろんな人の言葉を集めました。
すると、自分と似たような悩みを抱えている人が、思っていたよりたくさんいることを知りました。

そして、誰かが言葉にしてくれた文章を読んでいるうちに、「そうか。わたしが言いたかったのはこれだ」と腑に落ちる瞬間が増えていったんです。

言葉になるたび、気持ちが少しずつほどけて、
からだの中を泳いでいたモヤモヤが、ひとつずつ消えていくような気がしました。


自分の気持ちを言葉にすることは、自分を知ることだったんだ。
自分を知ることは、自分を大切にすることにつながるんだ。



人生の主人公が、「誰か」から「わたし」に戻ってくる。心が、やわらかさを取り戻していく。温度を取り戻していく。そんな感覚がありました。


言葉で守れるようになったもの


本音を少しずつ言葉にできるようになってから、
ずいぶんと生きやすくなったように思います。

ただ、「嫌なものは嫌」「好きなものは好き」と言えるようになったからじゃなくて
「私はこれが嫌なんだ」「好きなんだ」と自分自身で分かっていることが、心に一本の芯を通してくれたような気がして背筋が伸びました。

そして、自分のことを前よりも好きだと思えるようにもなりました。
言葉って、すごい。言語化って、すごい!

ある時、「もしかしたら、わたしと同じように悩んでいる人がいるんじゃないか」と思って、
自分のためだけに書いていた日記をSNSで投稿するようになりました。

1番最初に伸びた日記の投稿

日記の投稿に寄せられる共感は、少しずつ増えていき
これまでに約150万件以上の"いいね"をいただきました。


そこで初めて気づきました。
ああ。みんな、言葉にできなくて悩んでいるんだ。

言いたいことが言えない。自分の気持ちが分からない。
誰かの言葉に傷ついても、うまく言い返せない。
自分さえ我慢すればいいと思ってしまう。


大丈夫。わたしも一緒だったから。
一緒に、少しずつ自分の心を守れるようになりましょう。


正直に言うと、共感が増えるたびに怖くもなりました。
「期待に応えなきゃ」とか、また"いい子"の仮面を被りそうになる瞬間があるから。

でも、あの頃の私と違うのは、
その「怖さ」も言葉にできるようになったこと。

だってみんな、同じだって知れたから。
言いたいことが言えなくて、夜中にひとり反省会をして、自分の不甲斐なさに泣く日もある。

そんなわたしたちが、少しでも呼吸をしやすくなるために、わたしは言葉を綴り続けたい。

言葉で、あなたの明日を守りたい


言いたいことが言えなかったわたしは、
言葉の力を借りて自分の心を守れるようになりました。

それだけじゃなく、
自分を救うために書いた言葉が、今度は、誰かの心を守る言葉になりました。
あの頃のわたしには、想像もできなかったことです。


わたしが言葉を紡ぎ続けるのは、
心の奥にいる、あの日から苦しんだままのわたしを救うためなのだと思います。
あのとき、誰かに言ってほしかった言葉。あのとき、自分で言えなかった言葉を、今のわたしなら代わりに言ってあげられる。

そしてもうひとつ。

言葉があふれているこの世界で、
たくさんの文章の中からこのnoteを見つけてくれたあなたに、言葉の力を届けたい。

あの頃のわたしと同じように、言えなくて苦しんでいるあなたに。

言葉は、どこにでもありふれていて
毎日意識しなくても使っているものです。

それでも、ただの言葉が、ときにはふわふわの毛布のように心をあたためてくれる。
そしていつか、命綱になることだってある。

だから、必要なときに、必要な言葉を選んで、自分の心を守れる人になってほしい。
「言葉の力に頼る」という術を、あなたにも身につけてほしい。

自分の気持ちを、なかったことにしないために。
誰かの期待に沿った今日を生きないために。
自分の人生を、自分の手に取り戻すために。

わたしの人生の主人公が、わたしであるように
あなたの人生の主人公は、あなた以外に務まりません。




これからこのnoteで、
過去のわたしが言えなかった言葉やエピソード、
内省のある暮らしのコツなどを綴っていきます。
(2026年内に、25記事書くのを目標にしています🌱)

もし今、言えないことを抱えているのなら
もし今、自分の気持ちが分からなくなっているのなら、

またここへ会いにきてください。
あなたの支えになれそうな言葉を、見つけにきてください。


このnoteが、あなたの明日を守る小さなお守りになりますようにと願いをこめて🌷



わたしが日記の中で紡いだ言葉たちは、
去年にご縁をいただき一冊の本になっていますので、
ぜひAmazonや全国の書店で探してみてください。

『明日のわたしを守る 99の言葉』(KADOKAWA)

瑞紀|心を見つめる内省作家
1999年生まれ、石川県在住。

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