ありがとうという言葉
皆さんは、「ありがとう」という言葉の意味を考えたことはあるでしょうか?
私は恥ずかしながら、長い間「ありがとう」という言葉を、感謝やお礼の挨拶程度にしか考えていませんでした。
しかし、日本の神道には 八百万の神 という概念があります。これは、自然のあらゆるものに神が宿るとする考え方で、古くから日本人は 神々に感謝しながら生活 してきました。
• 朝起きて、今日という日を迎えられたことに感謝する。
• 山で獲物や果物、野菜が採れたら、山の神や大地の神に感謝する。
• 海で漁が成功すれば、海の神に感謝する。
• 湖や川からの水の恵み、食べ物の恵みにも感謝する。
• 道を安全に通れたことに、道祖神に感謝する。
• 家で安全に過ごせることに、家の神に感謝する。
• そして、一日が平穏無事に過ごせたことを、八百万の神に感謝する。
こうした 「感謝の文化」 が、昔から根付いていたのです。
「ありがとう」の本当の意味
では、この感謝の気持ちは なぜ「ありがとう」 というのでしょうか?
「ありがとう」は 漢字で書くと「有難う」 になります。
つまり 「有ることが難しい」 と書くんですね。
これは 「そもそも、それが起こること自体が貴重で、簡単ではない」 という意味を持っています。
例えば、海で漁が成功したとき。
海は人間にとって非常に危険な場所です。
天候が悪ければ船が転覆し、命を落とすこともある。
天候が良くても、魚が獲れなければ何も得られない。
そんな中で 無事に漁が成功した というのは 「とても貴重でありがたいこと」 なんです。
だからこそ 「有ることが難しい」→「有難う」 という言葉が生まれたのではないかと、私は思うのです。
つまり、「ありがとう」という言葉は、 私たちが日々受け取る恩恵が、どれだけ貴重なものかを理解し、感謝するための言葉 なのではないでしょうか。
感謝は「言葉」だけでなく「行動」で示すもの
「ありがとう」という言葉は大切ですが、
私は 「本当の感謝は、行動で示すもの」 だと考えています。
例えば、神々に感謝を示す方法として、
こうして 「感謝の大切さ」 を文章にして、多くの人に気づきを与えることも一つの行動です。
また、「ご加護をいただいたから、自分も誰かのためになることをしよう」と考えて行動するのも良いでしょう。
感謝の気持ちは、 どんなに小さなことでもいいので、行動で示すことが大切 なのではないかと思うのです。
感謝の連鎖が生み出す豊かさ
この「ありがとう」を 人と人との関係 に置き換えてみましょう。
感謝を伝えることは、感謝の連鎖を生み、
結果的に 豊かな精神性や充実感 につながります。
たとえば、
「ただそばにいてくれたこと」が、自分にとって何よりも ありがたかった という経験はありませんか?
相手は何気なくそこにいただけかもしれません。
でも、自分にとっては かけがえのない時間だった。
そういう時は、ぜひ 目に見える形で感謝を伝える のがいいと思うのです。
そして 「受けた恩の倍で返す」 つもりで何か行動してみる。
すると、自分は見返りを求めずに行動したのに、
相手もまた、それに感謝して 返礼をしてくれる。
さらに自分も、それに対して感謝の行動をする。
こうして 「感謝のスパイラル」 が生まれるのです。
見返りを求めずに行動すること
基本的に、 誰かに何かしてあげたいと思ったとき、見返りを求めないことが大切 だと思います。
※ ただし、ビジネスは別 です。
ビジネスは営利目的で行うものなので、「人のためになること」でも 最終的にマネタイズできなければ、やるべきではない というのが私の考えです。
ここで言う「見返りを求めない行為」とは、 日常生活における「純粋な感謝の行動」 のことです。
精神的な安定のために大切なこと
最後に、精神衛生上の話をすると、
見返りを求めないことは大切ですが、「感謝が響かない相手」もいる ということを知っておくべきです。
どれだけ誠意を尽くしても、全く響かない相手もいます。
そういう相手とは、 無理に関係を続ける必要はない。
時には 「見切る」ことも、自分のメンタルヘルスを守るためには大切 なのではないでしょうか。
まとめ
「ありがとう」という言葉は、 単なる挨拶ではなく、大変貴重な恩恵をいただいたことへの感謝の表現 です。
その感謝の気持ちを 行動で示す ことで、 感謝の連鎖が生まれ、人生が豊かになる。
そして、見返りを求めずに感謝の行動をすることが、 人との良い関係を築く鍵 になるのではないかと思います。
最近、私はこうしたことを 中年になって初めて深く実感 しました。
「ありがとう」の本当の意味。
ぜひ、皆さんも 日常の中で意識してみてください。
