言葉は少ないのに、ちゃんと伝わる
三男が可愛い。
まだ言葉は多くない。
ものを渡してきては「おっ!」。
どうやら「どうぞ」の意味らしい。
私が「ありがとう」と受け取ると、満足そうににっこり笑って、小さくペコっとお辞儀をする。
何か欲しいものがある時は、指をさして「あっ!」。
「あれが欲しいの?」と聞くと、嬉しそうにうなずく。
長男と次男が「えい、えい、おー!」と声を合わせていると、自分も仲間に入りたくなるようで、満面の笑みで小さな拳を一生懸命突き上げる。
食事の前には、小さな手を合わせる。
「いただきます」と言葉にはならないけれど、その仕草だけで十分伝わる。
まだ話せる言葉は少ないのに、不思議なくらい気持ちは伝わってくる。
「どうぞ」も、「ちょうだい」も、「一緒にやりたい」も、「いただきます」も。
全部、小さな体いっぱいで表現してくれる。
きっと今だけしか見られない、このたどたどしいやり取り。
言葉が増えていくのは楽しみだけれど、この「あっ!」や「おっ!」が通じる時間も、あと少しなのだと思う。
だから今日も、この可愛さをしっかり心にしまっておこうと思う。
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