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『モネと時間旅行』特別試写会へ行ってきた

子どもの頃に家族で行った美術館に、モネの睡蓮があった。
まるでその絵の前だけ、静かで穏やかな空間が広がるような感覚。
一目惚れして、帰り道に美術館のショップで絵葉書を買ったことを覚えている。

モネの没後100年。
そんな国際的に大きな節目となる今年、印象派の絵画を巡るヒューマンドラマ映画『モネと時間旅行』が公開される。

© STUDIOCANAL – COLOURS OF TIME – CE QUI ME MEUT – Emmanuelle Jacobson-Roques

あらすじ

パリで恋に仕事に悩みながら、祖父と暮らすセブ。ある日、面識のない親族一同が集められ、先祖アデルが遺した屋敷を土地開発のために売ってほしいと迫られる。1944年から閉ざされたままの、ノルマンディーの草原に佇む古い一軒家だ。セブを含む4人が一族の代表として、屋敷の調査をすることに。するとそこで、白いドレス姿の女性を描いた、印象派の作品らしき絵画を発見する。屋敷の持ち主である、謎の女性アデルとは?そして、絵画の作者やモデルは一体誰なのか―。

映画『モネと時間旅行』公式サイト
https://monetojikan.com

今回、なんとフィガロジャポンが主催するトークショー付き特別試写会に当選!
(しかもキャンセルが出たことによる繰り上げ当選。なんてラッキー!)
大好きなモネに関する映画ならぜひ見に行きたいと思っていたので、一般公開前に見られるということにウキウキした気分で会場に向かった。

上映15分前に到着。スタッフは全員ブラックコーデで上質な空間といった感じ。

映画の舞台はパリとノルマンディー、そして現代と19世紀をまさに「時間旅行」のように行き来しながら進んでいく。

現代を生きる子孫たちがそれぞれに抱える問題や葛藤。
19世紀を生きる彼らの先祖、アデルの心揺れ動く日々。
登場人物のチャーミングさ、人間らしさが丁寧に描かれている感じがした。

それぞれが自己紹介するシーンにも性格が出ていてよかった

一族の代表として屋敷を調査する4人は、年齢も性別も職業もバラバラで価値観も違う。
それなのに、だんだんと心通わせて家族として絆を深めていく姿が印象的だった。

物語の重要な鍵を握るアデル

19世紀のパリで過ごすアデルのシーンは、一度も行ったこともないのにパリの空気に触れているようだった。
美しさばかりじゃない、人間くささと生きる力。
そこが本当に魅力的に描かれている作品だと思う。

そして何より、現代と19世紀が切り替わる演出がとても面白い!
時代を行き来しているというよりも、まるでパラレルワールド(並行世界)のようにも見えた。
この時代の画家や芸術家たちの登場シーンや、それぞれの恋愛が重なっている様子も面白いところだったな。

モネと一族に一体どんな繋がりがあるかは、ぜひ映画を見ていただきたい。
ありきたりな表現かもしれないけど、見終わった後はなんだか心が温まるような感覚になった。

あ〜、また映画館で改めて見たい!
ハラハラドキドキするような展開というよりは、静かに穏やかに。だけど、愛に包まれている。
モネの魅力と同じような感覚を味わわせてくれる映画だった。

上映後のトークショー

今回の特別試写会はフランスにもルーツを持つ女優の美波さんがスペシャルゲストとして登壇。
う、美しい…

ご自身のアーティストとしての活動についてや、妊娠・出産を経て変化したこと、フランスで過ごした時間についてなどの話題が盛り沢山。
最後にあった質問コーナーの内容はネタバレになってしまうのでここでは触れないけど、映画でフランスの文化がリアル描かれている…ということがわかってよかった。

私の真横を美波さんが通って行った。女神かと思った。

いつかパリの街を歩きたいな。あと、モネの庭も行ってみたい。
人生を味わい尽くしたくなるような映画だった。

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