そんなものは消滅すればいい|どうせいつか死ぬんだから、好きに生きたい
人間だれしも、最終的には死ぬ。
なのになんで“病気”なんてものが存在するんだ?
私は病気や不調がすこぶる憎い。
病気で身近な人を失って、自分が謎の不調に苛まれるようになって常々思う。
定期的に通院して検査を受けて薬を処方される。
食事の栄養バランスとか、添加物まで気になるようになった。
私の場合はホルモンバランスの崩れとか年齢的なものに由来する不調だと思うから、もはや“病気”ですらない。
でも、そんなのは関係ない。
病気も不調もすべて消滅してほしい。
こういう類のものはいらんのです。
どんなに健康に気をつけても辿り着く先は同じ。
だったらそれまでずっと元気で、そのときが来たら静かに眠る。
そうやって一生を終えられればいいのに。
最初から病気も不調もいらなくない?
病気と不調に物申す。
治療、薬、食事制限、通院、検査。
すべて『生きるため』のもの。
でも、なんで生きるためにこんなに苦しまないといけないのかな?
死ぬまでの時間を少しでも長くするために、その時間の一部が吸い取られていく。
もしこの世界を作ったなにかが存在するなら、まちがいなく手抜き工事をしたか意図的に意地悪を仕込んだとしか思えない。
そうじゃないとこの理不尽な苦痛に納得いかない。
人間には自分の意思がある。
「幸せになりたい」
「長生きしたい」
「苦しみたくない」
そう願うことができる。
でも、自然淘汰の世界に『個体が快適に幸せに長く生きること』なんていう目的はない。
進化には意思も願いもない。
『自分の遺伝子を次の世代へ引き継ぐこと』
これに有利だった特徴だけが残ってきただけのこと。
そもそも病気は“進化に仕組まれた冷徹なルール”に関係していて、“進化が結果的にもたらした副作用”でもある。
生命の設計図は、何十年も完璧に身体を守るために設計されているわけではない。
子どもを残し、育て上げるまでの時期。
そのあたりまでは、それなりに身体を守る仕組みも働いてくれる。
その時期を過ぎたあとは進化にとってそこまで重要じゃないから、そこから先をあまりチェックしなくなる。
DNAが意図的に品質を落とすんじゃなくて、“監視の目”が弱くなっていくような…だから老化とともに、あちこち支障が出る。
とはいえ、人間は生殖期間を過ぎても長く生きる。
その理由のひとつとして、孫の世話をすることで家族(自分の遺伝子)の生存率を上げられるからという説もあるようだ。
要は『完璧なメンテナンス機能を維持し続けるコストを払うくらいなら、そこそこの出来で遺伝子を残し、あとは壊れていくに任せるほうが生き残る確率が高かった』
とんでもなくドライ。
人間の身体には、病原体から身を守るための強力な免疫システムが備わっている。
このシステムがあまりにも優秀で過敏…すぎる。
だからときどき、花粉や特定の食べ物、自分の正常な細胞ですら“敵”と誤認することがある。
…優秀?
完璧な防衛システムを作ろうとするほど、誤作動を起こしたときのダメージもデカくなるということだ。
生命が生き残るために獲得した機能が、病気として出てくるものもある。
老化が『十分なメンテナンスの放棄』なら、生まれつきの病気や若い命が失われるのはなんなのか。
『突然変異』や『確率の悪戯』。
生命が変化し続ける仕組みの中で、ときどきエラーが起きる。
このエラーをたまたまだれかが背負わされている。
たまったもんじゃないだろ。
『命の神秘』なんてキレイな言葉で片付けられるわけがない。
進化の目的…
進化の過程の副作用…
え、だからなんなのと。
「じゃあ、病気にも意味がある」とは到底思えない。
「病気をしたから健康のありがたさがわかった」
「病気をしたから人生を考えるようになった」
「病気をしたから優しくなれた」
……そういう話は確かにある。
でもそれ、病気が存在する理由になる?
なんかもっとうまいこと進化してくれよ…。
病気も不調もなくていい。
苦しい時間なんて1秒だっていらない。
その気持ちは、なにひとつ変わらない。
病気がなければ医学も発達しなかったかもしれない。
病気があるから人間は身体について知ろうとする。
でも、そのためにだれかが苦しむ必要はないと思う。
そもそも病気や不調なんてものがなければ、医学はいらないし余計な出費も減る。
最初からそんなものがなければ、違うことから人生のなにかを見出すんじゃない?
人間は“考えて”発展してきたんだから、病気なんてなくても別のなにかを研究するんじゃない?
この世には問題が尽きない。
犯罪、事故、自然災害…向き合うべきことは、いくらでもある。
『死ぬこと』と『苦しみながら生きること』は別物だと思う。
死は人生の終わりだけど、病気はその途中に急に割り込んでくる。
やりたいこと
食べたいもの
行きたい場所
働くこと
人と会うこと
平穏な日常
生きる楽しみを奪っていくことがある。
だから、「どうせ死ぬんだから病気も仕方ない」では全然ない。
むしろどうせ限られた時間しかないんだから、苦しむ時間なんてないほうがいい。
どんなに考えても私にはわからないし、納得もできない。
なんで人間は病気になるのか。
なんで苦しまなきゃいけないのか。
なんで健康が“当たり前”じゃないのか。
人間だれしも、最終的には死ぬ。
死ぬまでの時間くらい、できるだけ苦しまずに生きさせてほしい。
だからこそ思う。
病気や不調なんて、なくてよくない?

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