見出し画像

感想評を馬鹿にした奴がいた

 最近、大量にある下書き保存原稿を読み直していて、今回も思い切って蔵出しする。これは2018年に書いていた記事で、あー、この内容は当時、公開を躊躇っただろうなあというやつです。↓

 詩の投稿掲示板の発起人に誘われ参加した初っ端に創設者がスーザン・ソンダグ著「反解釈」について発起人全員に感想を求められた。「批評」というものに私が初めて出会したのがこれで、それは幸運なことだった。「反解釈」でソンダグは「作品を意味に還元」することを批判していてそれを暴力とまで断言し作品から感受するそのままを第一とする「批評」を示している。読んでそこから導き出した文学ど素人の私の結論は「感想でいいんじゃん!」だったし、ありとあらゆる投稿作品に自信を持ってコメントを書く力に繋がった。
 作者が想像もしていなかった「解釈」は作者に大変喜ばれ、読解の達人はネット詩では歓迎される存在。けれども、無知無学なまま「読んだけどよくわからなかった」という勇気が必要なコメントにこそ、作者は敏感であるべきだし「つまらなかった」という感想に作者が傷心しても作品自体に、実は罪はない。作品は解釈など求めていない。承認など求めていない。ただそこに在るだけなのだから。読解に嬉々としている作者の向こうに浅はかさがみえてしまうことがよくあるネット詩。人間らしくていいんだけれども。

いいなと思ったら応援しよう!