VUCA時代のパートナーシップを考える
病める時も健やかなる時も、富める時も貧しき時も、
死がふたりを分かつまで、命の続く限り、愛することを誓いますか?
結婚式で交わされる、誓いの言葉。
でも、変化の激しい現代において、この約束を貫くことが、本当に最善の選択なんだろうか?
なんだか私は、そんな価値観が、もう古いのかもしれない と思うのだ。
私たちは、先の見えない VUCA時代に生きている。
仕事も、ライフスタイルも、価値観もどんどん変わるのに、なぜパートナーシップだけは「変わらないこと」に価値があるとされるんだろう?

一生涯、添い遂げるのが美徳?
生き方は、多様になった。
では、「パートナーシップ」はどうか?
ひと昔前は、一つの会社で定年まで働くのが当たり前で、結婚して家庭を築くことが人生の王道とされていた。でも、今はどうだろうか。
ベストセラー『LIFE SHIFT』によると、従来の「教育→仕事→引退」という「3ステージの人生」から、ステージの移行を数多く経験する「マルチステージ」の人生へと変わると言われている。
人生100年時代。
40歳から大学に入り直してもいいし、80歳でバリバリ仕事したっていい。
従来のような画一的な生き方にとらわれず、一人ひとりが自分の人生を主体的にデザインできるのだ。
自由度が増した今、ライフステージが変われば、生活や価値観もどんどん変わっていく ことは想像に難くない。
そんな中で、恋愛や結婚といった「パートナーシップ」ついての価値観は、どれくらい変わっただろうか?
時代と共に少しずつ変化しているとはいえ、「一生涯、添い遂げるのが美徳」という根本は変わらない。むしろ、パートナーを変えること自体が、どこか “はしたないこと” のように思われているのが現実だ。
でも、仕事や住む場所、生き方がどんどん変わる現代、「パートナーシップの価値観」も、アップデートする必要があるのではないか。

続けるだけが幸せとは限らない
実際、「ずっと一緒にいること」だけが幸せとは限らない。
最初は同じ方向を向いていた夫婦も、キャリアや生き方が変わる中で、少しずつズレていくことは、よくある。
じゃあ、そのズレは、どんな場合でも「努力して乗り越えるべき」なのだろうか?
DVやギャンブル中毒など、誰がみても「別れるべき」と判断できるケースなら、話は簡単だ。
でも、それ以外の価値観のズレや生き方の変化はどうだろう?
関係を続けるべき時と、別れるべき時。
その見極めは、何を基準に考えればいいのだろう?

この関係、続ける?終わらせる?
決断の分水嶺とは
「価値観の違い」は、別れの原因にならない
お分かりだと思うが、私は「何があっても関係を続けるべき」という考え方には、反対の立場だ。
一方で、「価値観が違うから、すぐ別れる」のも、それはそれで違うと思うのだ。
そもそも、価値観なんて人それぞれ違うものだ。
自分以外は全員他人なのだから、多少の違いがあるのは当然。
「価値観の違い」だけを理由に関係を終わらせるとしたら、誰が相手でも、うまくいかないだろう。
もっと言うと、「価値観の違い=強み」と捉えることだってできる。
夫婦として人生を共にする中で、お互いの考えが補完され、偏った方向に進むことを防ぐことができる。
さらに、価値観の違いが表出したらしっかり話し合うことで、視野が広がり、柔軟な考え方が身につく。そうしたプロセスを通じて、人間的にも成長できるはずだ。
では、価値観が違うことが別れの理由にならないとしたら、何が決定打になるのか。

パートナーシップの核は「共通のビジョン」
今の時代、パートナーを持たない生き方のデメリットは、さほどない。
未婚率は上昇しているし、「2人で生きる方がむしろ大変」という声も多い。1人なら、すべてを自分のペースで決められるし、自由で気楽だ。
それでもパートナーを作る(特に結婚し、家庭を持つ)理由は、1人では実現が難しい未来を、2人で肩を組んで目指したいからではないだろうか。
たとえば、「郊外に一軒家を建てて、子どもを2人育てて、温かい家庭を築く」というビジョンを共有している夫婦もいれば、「2人で暮らした方が経済的に合理的で、いざという時のリスクヘッジにもなるから」という現実的な目的で一緒にいる夫婦もいる。
どんな形であれ、「2人でいる理由」があるからこそ、多少の違いは受け入れたり、乗り越えようと努力する。
それこそが、パートナーシップの本質だと思う。

別れを選択すべきタイミング
逆に、お互いの目指す未来が違うとなると、話は別だ。
共通のゴールがないと、日々の生活上のトラブルを乗り越えるモチベーションも生まれにくい。
そうなると、一緒にいるメリットよりもデメリットの方が大きくなってしまう。
そんな時は、「ずっと一緒にいること」自体を目的にして、無理に関係を続けるよりも、「それぞれの理想を、それぞれに追求する」選択の方が、お互い幸せにつながるのではないだろうか。
そして、そんな前向きな別れを選ぶことは、バッドエンドではなく、むしろ明るい未来の始まりだと思うのだ。

あたらしい、恋愛・結婚の価値観
「生涯の伴侶」は、もう限界
マルチステージの人生では、夫婦であっても、それぞれのタイミングで大きく人生のステージを転換させていく。
そのたびに、価値観や理想の未来が変化するのは、ごく自然なことだ。
そう考えると、1人のパートナーと一生を共にする前提で生きるには、限界が来ているように感じる。
それよりも、変化を前提に、柔軟に関係を見直しながら生きる方が、ずっと現実的ではないだろうか?
愛するからこそ、変化を受け入れ、応援する
パートナーになるくらいだから、一時は意気投合し、同じ未来を描いていたはず。でも、愛情があるからこそ、どちらかが心を削りながら一緒にいるのは、結局は互いに苦しむことになる。
変化に心が追いつかないこともあるだろうが、無理して一緒にいるよりも、勇気を出して、お互いにとって最適な道へそれぞれ進む方が、幸せになれると思う。
そんな前向きな別れなら、関係が終わった後も、互いに応援し合える大切な存在でいられるはずだ。
「ずっと同じ人といること」が幸せとは限らない。
「そのときどきで自分に合った関係を選ぶ」——そんな柔軟な考え方の方が、今の時代にフィットしている気がする。

まとめ
「一生涯、あなたを守ります」「一生涯、あなたに添い遂げます」
そんな美しい誓いの言葉は、もう絶対ではなくなってきたのかもしれない。
これからは、パートナーを固定するのではなく、流動的に捉える考え方もありだと思う。
だから、バツ5とかバツ10とか、何度結婚や離婚をしても良いし、70歳から新しい恋を始めたっていい。
80歳になっても新しい環境や新しい価値観と出会い、「元彼と別れてさ〜」なんて恋バナしたって良いのだ。
「こんな記事かいたら、すっごく反感を買うかもな〜」と思いつつ、「現代にあった恋愛・結婚スタイルって、こういう感じなんじゃない?」と思いついたので、書いてみた。
「こんな自由な考え方もあるんだ」と、誰かの心に残り、幸せを掴むきっかけになれば嬉しい。
おまけ
仕事や育児、人生の転換期——いろんなライフステージを乗り越えるには、健康な体としなやかな心が欠かせない。
そこで心身の安寧を守るべく、 「完全栄養こどもプロテイン」 をつくった。

「こどもプロテイン」という名の通り、1歳児でも飲める、とにかく安心で、ゴクゴク飲めちゃうプロテインだ。
今やプロテイン(タンパク質)の重要性は多くの人が知るところになり、コンビニでも多種多様なプロテインが買える時代だが、「なんとなくまだ飲んだことがない」「添加物が気になる」「味がイマイチで続かなかった」という方もいるだろう。
しかし、心身ともに長く健康に生きることを考えると、やはりプロテインは一家に一袋は置いておきたい。
特に私のプロテインは、タンパク質はもちろん、他のビタミンやミネラルもオールインワンで1食分とれるので、忙しい朝や栄養の偏りが気になる日に、栄養をまとめて補える圧倒的な安心感を、ぜひ試してみて欲しい。
好き嫌いの激しい子どもでも「おかわり!」を連発するのだから、きっと老若男女、誰にとっても美味しく、ご褒美感覚で楽しめるはずだ。
私自身が、息子のために想いをこめて開発したプロテイン。
ぜひチェックしてほしい。
