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【Web3学習 #20/30】DAOとは何か。普通のコミュニティでもできるのに、なぜDAOを使うの?

3本目の記事で、DAOについてこう書きました。

「一人のトップが決めるのではなく、参加者みんなで決めていく組織の形です」

「ただし、『管理者が完全にいない組織』と考えるのは少し違うようです」

分かったつもりでいましたが、DAOが具体的に何のためにあって、参加すると何をして、何が得られるのか、考えたことがありませんでした。

今回は、性質の違う3つのDAOを調べてみることにしました。

何のためにあるのか

・山古志DAO(新潟県長岡市):人口800人ほどの集落を、NFTを使って残していくためのDAOです。

・NinjaDAO:NFTのキャラクターを、みんなで応援し、一緒に作っていくファンコミュニティです。

・暗号資産の仕組みを運営するDAO:ルールを、参加者の投票で決めるためのDAOです。

目的は、DAOによってまったく違いました。

入ると何をするのか

・山古志DAOでは、NFTを持つ人たちが地域のためのアイデアを出し合い、投票で選びます。

・NinjaDAOでは、キャラクターの二次創作をしたり、グッズを作ったり、イベントに参加したりします。

・暗号資産の仕組みを運営するDAOでは、トークンを持つ人が、ルールの変更について投票します。

これも、DAOによってまったく違いました。

入ると何を得られるのか

・山古志DAOでは、地域とのつながりと、予算の使い道への投票権が得られます。

・NinjaDAOでは、コミュニティでの交流や、イベントへの参加ができます。

・暗号資産の仕組みを運営するDAOでは、ルールを動かす投票権が得られます。

目的も、活動も、得られるものも違いました。共通していたのは、話し合って、投票して、一緒に何かをする、という形だけでした。

それなら、普通のコミュニティでもできるのでは

ここまで調べて、こう思いました。

話し合う。投票する。一緒に活動する。お金を集めて使う。これは、会社やサークル、オンラインコミュニティでもできることではないでしょうか。

DAOでなければ、できないことなのでしょうか。

何が違うのか、調べてみました

従来の組織でも、会計報告や監査といった形で、情報を公開することはできます。

一方、DAOでは、ブロックチェーン上で行われた投票や資金の移動について、第三者がその記録を直接確認できる場合があります。

DAOによっては、参加する権利や投票する権利がトークンという形になっていて、人に譲ったり、売ったりできる場合もあります。

ただし、3つとも同じというわけではありませんでした。

NinjaDAOには、ガバナンストークンを使った投票の仕組みも用意されていましたが、日々のやり取りや実際の決定の多くは、Discordというチャットアプリの中で行われているようでした。ブロックチェーンの記録として残っているのは、主に「誰がNFTを持っているか」という部分でした。

DAOという名前がついていても、決め方まで同じとは限らないようです。

確認できる記録と、仕組みならではのリスク

ブロックチェーン上に記録された情報は、第三者も確認できます。ただ、投票権をトークンで扱う仕組みには、その仕組みならではのリスクもあることが分かりました。

あるDAOでは、ガバナンスに使われるトークンを、取引所で誰でも取得できるようになっていました。可決に必要な票の割合は、発行されたトークンの1パーセントほどに設定されていました。

そこに、ある人が数日かけてそのトークンを買い集め、必要な割合を満たしたうえで、DAOにみんなで貯めていたお金から、約2000万ドルを引き出す、という出来事が実際に起きました。

ガバナンスに使われるトークンを取得できる仕組みと、可決に必要な票の割合が低く設定されていたこと。この2つが重なって、少ない人数でも決定を動かせる状態になっていたようです。

今回の答え

DAOを調べる前の私は、参加者みんなで決める新しい組織の形だと思っていました。

調べたあとの私は、考えが変わりました。DAOだから、普通のコミュニティにはできない活動をしているわけではありませんでした。話し合い、投票し、一緒に活動するという形は、普通のコミュニティと同じでした。

違ったのは、その仕組みの一部です。

ブロックチェーン上で行われた投票や資金の移動の記録を、第三者が直接確認できる場合があること。

そして、DAOによっては参加する権利や投票する権利をトークンとして扱い、譲渡や売買ができる場合があること。この2点でした。

このうち、権利をトークンとして扱う部分には、その仕組みならではのリスクもあることも分かりました。

では、私はDAOに入るのか。まだそこまでは、決められずにいます。

(参考にしたページ)
山古志住民会議 note
https://note.com/yamakoshi1023/n/n6560e0bf425f
NinjaDAO(Snapshot・ガバナンストークンの投票ページ)
https://snapshot.org/#/ninja-dao.eth
crypto.news「The BONK governance attack: How a DAO lost $20 million in one proposal」
https://crypto.news/the-bonk-governance-attack-how-a-dao-lost-20-million-in-one-proposal/


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