スーパーロボット大戦Y DLCラインナップ発表記念 原作紹介|さあ、お前の参戦予想を数えろ
先日スパロボシリーズ情報局にて、スパロボDDの本編新規参戦作品、期間限定参戦作品に加えて、スパロボYにて今後配信予定のDLC参戦作品が発表された。
【ズゴック 参戦!】
— スーパーロボット大戦DD(スパロボDD)公式 (@srw_dd_pr) August 19, 2025
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』より『ズゴック』(アスラン・ザラ)と『メイリン・ホーク』が参戦!
SSRユニットパーツ『強襲(ズゴック)』と『ターミナルの工作員』の演出を公開!
※「強襲(ズゴック)」は8月21日開始のミッション達成で1つ獲得可能です#スパロボ #スパロボDD pic.twitter.com/vj5LjLzj6Q
DDパートでの種自由アスランとズゴックの参戦で、あの不機嫌そうな顔のカットインと強襲シーンの演出が完全再現されていて爆笑したのも束の間。
期間限定参戦作品として、勇者シリーズで構成されたスパロボことブレイブサーガの主人公『勇者聖戦バーンガーン』が参戦する運びとなり、「YのDLC大丈夫?DDのインパクトに勝てそうもないみたいだけど」などと心配になったものだが。
実際には杞憂に終わったという結果に。
これまでも期待していた作品がバンナム新陰流・DD滑りしてきた例がかなりあったので、そこまで期待はしていなかった。
ところが蓋を開ければ、お久しぶり半分、新規さんいらっしゃい半分でかなりバランスが良い。
本稿ではそのラインナップを紹介すると共に、筆者の独断と偏見にまみれた各作品の印象を述べていきたい。
DLC①〜闇からの依頼〜
銀河旋風ブライガー

夜空の星が輝く影で
ワルの笑いがこだまする
星から星に泣く人の涙背負って宇宙の始末
銀河旋風ブライガー
お呼びとあらば即参上!
スパロボY自体、結構復活参戦が多い印象を受けたのだが、まさかこんなのまで掘り返してくるとは思わなかった作品その1。
前回家庭用に出たのが『NEO』だったので実に約16年ぶりのスパロボ参戦である。
2D系統に絞れば『α外伝』ぶりってネタじゃなかったんですか?
ともかくこの作品は、OP曲にやたらとカルト的人気がある歪な作品なんだ。
逆説的に言えば、本編がそこまで語られていない作品ということ……!
敢えて内容を語るとするなら、時代劇の『必殺〇〇』シリーズに影響された仕事人モノのロボアニメであり、主人公キッド達宇宙の始末屋・コズモレンジャーJ9が単純な正義の組織ではない、という特徴が挙げられる。
そのためハッピーエンドばかりではなく、ビターエンドやバッドエンドもある、割と人間ドラマ重視の作品なのだ。
しかしOPのキャッチーさや劇伴の良さ、人間ドラマの良さに比べて、本編の作画に関しては評判が悪いという致命的な弱点がある。
おまけに主役ロボ・ブライガーの顔が微妙にダサいという評価もあちこちで見られる。
とにかくOPの評価だけはバカ高いという印象がちらほらあるので、この参戦を機会にして、食わず嫌いせずに本編を見てもいいのかもしれない。
THE ビッグオー

ビッグオー、ショータイム!
メガデウス『ビッグオー』を所有するネゴシエーター、ロジャー・スミスが堂々参戦。
こちらは『第3次Z天獄篇』以来9年ぶりの参戦であるが、戦闘アニメは一部流用、しかし若干のブラッシュアップは施されているようだ。
OP再現演出あるならエディットBGMであの曲を入れたいですね……本気(マジ)でね……。
本作はなんとも不思議な雰囲気を醸し出す作品で、記憶を失った街『パラダイムシティ』を舞台にしたロボットアニメ。
元々未完の作品であったものの、A国で放送されて人気が爆発し、2nd SEASONが作られて堂々完結した。
とはいえ、メタフィクション的結末に賛否は多く、過去に参戦したスパロボではロジャーの交渉人要素が強調されることも多い。
個人の感想としては、とにかく重厚なビッグオーの勇姿に惚れ込む……これに尽きる。
エピソードとしては1話完結のものが多く、台詞回しも洒落ていて、雰囲気は100点満点中120点、といったところか。
世界観自体が複雑なので、そこまでスパロボ参戦数の多くない作品であるが故に、DLCでの参戦は納得せざるを得ない。
ロジャー陣営とベック陣営さえ置いておけば、話の緩急が付けやすいしなっ。
おそらくアシストクルーとしてドロシーが加わるものと思われるが……。
風都探偵 仮面ライダースカルの肖像(初参戦)

さあ、お前の罪を数えろ!
スーパーロボット大戦の歴史上初めて、等身大ヒーローが参戦したのは、『J』における『宇宙の騎士テッカマンブレード』。
参戦の間口を広げてくれたこの事態から時を経て、『30』では円谷特撮作品『電光超人グリッドマン』を原作としたアニメ『SSSS.GRIDMAN』が参戦。
後にDLCで同じく円谷系列のウルトラマンシリーズを原作とした漫画およびアニメ『ULTRAMAN』も参戦し、スパロボ上で円谷2大ヒーローが共演するという夢のような光景が見られた。
また『Y』にも特撮作品の大御所ゴジラシリーズを原作としたアニメ『ゴジラS.P』が参戦している。
そう考えると、東映特撮『仮面ライダーW』を原作とした『風都探偵』がDLC参戦するのも、ある意味必然だったのかもしれない。
とにかく特撮作品は肖像権のハードルがバカ高いので、過去にスパクロやDDで参戦した特撮作品なんかでも人間キャラが顔を隠すことが多かったのだが、この『風都探偵』という作品は『仮面ライダーW』の続編という立ち位置であるものの、元々漫画だし肖像権も役者の特徴を捉えた別物のキャラとして描いているため、全く問題がない。
おまけにアニメ化で本職の声優さんが声を充てているため、完全に原典の楔から解き放たれている状態。
前々から参戦するだろうなと思っていただけに、これは嬉しいサプライズになった。
ところで映画『風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』名義なのは、間違いなくスカルを出したかったスタッフの欲望が漏れ出ているのだろうが、この映画の封切は昨年の11月……ちょっと早すぎない?
まあ原作の方のアニメ化範囲は戦闘アニメの製作期間を考えると割と前なのでバランスは取れてるんだけどね。
作品自体の紹介にいい加減移ろう。
前述の通り『風都探偵』は平成ライダー第2期1作目である『仮面ライダーW』の続編。
鳴海探偵事務所のハーフボイルド探偵・左翔太郎と相棒のフィリップは、2人で1人の仮面ライダー・Wとして、地球の記憶・ガイアメモリで生まれる怪人・ドーパントを倒す風都の守護者として活動する、というスタンスが『W』の頃から続いているのだが、続編である『風都探偵』では、謎の女・ときめとの遭遇をきっかけに、裏風都と呼ばれる別世界のドーパントとの陰謀に巻き込まれていく。
そして『風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』は、ときめに語る形で描かれる、仮面ライダーWの誕生秘話であり、原典におけるMOVIE大戦2010で描かれた『ビギンズナイト』を、アニメでリメイクした完全版と考えていい。
『W』での敵組織であるミュージアム、園咲家も一部登場するので、ワンチャンスパロボYに出るかもしれない。
今回のDLCではプチスパロボが展開されるとのことだが、おそらくスパクロのイベントシナリオみたいな感覚なのだろう。
なのでロード・ドーパントを戦闘アニメで出している『風都探偵』はこのDLCシナリオの中核を担うのかもしれない。
ときめもアシストクルーとして追加されるのが確定したし、『風都探偵』の時間軸でMOVIE大戦的なのをやる気なのか……?
映画の方では少ししか出なかった照井竜も出るよ!
DLC②〜目覚める魂〜
鋼鉄ジーグ

俺がやめたら 誰がやるのか
今に見ていろ ハニワ幻人 全 滅 だ !!
勝手に父親にサイボーグ改造された悲劇の男・司馬宙でお馴染みの『鋼鉄ジーグ』。
まさかこんなのまで掘り返してくるとは思わなかった作品その2。
スパロボDDでは現行で参戦中だが、それを除くと家庭用での参戦は『第3次α』以来となるので、約20年ぶりとなる。まさかブライガーよりご無沙汰とは。
ダイナミック企画の作品としてはマジンガーやゲッターの知名度に劣るが、海外での支持は高く、特にジーグが国民的アニメとなったイタリアでは、『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』という映画が作られるほど。
発掘した銅鐸を調査して、邪魔大王国のヒミカ女王の復活を予期した考古学者の司馬遷次郎は、己の息子・宙を勝手にサイボーグに改造したり、己の記憶と知識を専用マシンに移したり、ビルドベースと鋼鉄ジーグを建造したりのやりたい放題した後で、銅鐸狙いの刺客により命を落とす。
残された宙はこの情報量の事実を聞かされて、邪魔大王国に八つ当たりするのだった……。
要約すればこういうあらすじなのだが、とにかく司馬遷次郎という男が、考古学者なのにマッドな博士をやっていることが気になりすぎる。
どれだけのポケットマネードブに捨てたのかとか、アンタ機械工学の資格もあったのかとか、本人の許可なく息子をサイボーグ改造するのはとても父親の所業とは思えねえとか、あまりにもツッコミどころが多すぎるのだ。
数あるダイナミック企画アニメの中でも、ここまでイカれた味方側の博士もおるまい。
いや、案外居たか……。
この野郎っ!
ジーグブリーカー!
死 ね ぇ!!
ダイナミック企画オリジナル《ゲッターロボ 漆黒の漂流者》(家庭用初参戦)

俺の……俺の知らないゲッターだと!?
筆者にとっては、辛うじて知ってるゲッターである。
これだけは言っておきたかった。
この『ゲッターノワール』やら『ゲッターノワールG』というのは、スパクロやDDで初登場したスパロボオリジナルのゲッターロボであり、『漆黒の漂流者』というタイトルは今作が初出し。
どこぞの組織が作り出したゲッターチームのクローンがノワールの乗り手であり、ゲットマシンそれぞれがゲッターロボに変形できるのがノワールの仕様。
さらにそれら3機を合体させることで、ゲッターノワールGとなる。
筆者はスパクロやDDのイベントシナリオをやってないので詳しいことはわからないが、拓馬にクローンリョウマを見せてやりたいと思うのは自分だけだろうか。
伝説の勇者ダ・ガーン(初参戦)

目覚めよ勇者! 戦えダ・ガーン!!
『Y』に勇者シリーズ(ライディーンは勇者だけど勇者シリーズではないのでノーカウント)出てなくて物足りないなと思ったら、こんなところに出て来た!
本作は『エクスカイザー』『ファイバード』に続く勇者シリーズ3作目。
宝玉・オーリンを偶然成り行きで手にした少年・高杉星史は、地球のプラネットエナジーが生み出した勇者ダ・ガーンらの隊長として、プラネットエナジーを狙う侵略者に立ち向かっていく。
一見すると勇者シリーズがこれまでやってきた勧善懲悪物に見えるが、後のシリーズにも見られる『ロボに命令を与える』系主人公は星史が最初だったり、最初はクソガキだった星史が様々な経験を経て使命感に目覚めていく姿や、終盤でかつての敵幹部が仲間になるなど、勇者シリーズで成長した視聴者に向けての内容なのか、少しだけ大人な作風になっているのが特徴。
個人的にはジワジワ面白くなるヤツだなと感じた。
とはいえここで出していくのか……と思ったのも事実。
一応敵としてレッドロン軍団が出てはいるものの、本編で原作再現を見たかったという気持ちはある。
果たしてジーグやゲッターノワールとどんな絡みが待っているのだろう。
というかDLC②の共通点、割とスーパー系守護者って所しか見当たらねえ……。
おわりに
公式によればDLCのシナリオは独立しており、プレイヤーの進行具合によって外伝にも後日談にもなるとのこと。
自軍にも参入可能とのことで、場合によってはゴジラvs仮面ライダーが実現するかもしれないじゃないか。
アタシ聞いてない!
改めて見ると渋いラインナップだなぁ……。
などと思いつつ、発売を静かに待とうと腰を落ち着ける筆者なのであった。
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多くは望みませんが、資料とかに浪費してしまうので、チップはあった方がいいかなぁ、ぐらいに思ってます。
チップをくれるから読者が尊いんだ、絆が深まるんだ。