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会議で積極的な発言を勧める理由


会社員として働いていると、何十人もが参加するような大きな会議やプロジェクトのキックオフに出席する機会があるかと思います。

そうした場において、「自分がこんなことを言ったら的外れかもしれない」「反対意見を言って波風を立てたくない」と、発言をためらってしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。かつての私も、人前で自分の意見を言うのが非常に苦手なタイプでした。

しかし、働き方や時間の使い方に対する考え方が変わってから、周囲への情報発信に対するスタンスも180度変わりました。

私は、会議で発言することや情報を共有することは、結果がどうであれ正義であるという考えを持っています。

1. 会議は相手に影響を与えることが重要

人が集まる場において最ももったいないのは、何も発信せずに終わることだと私は考えています。

発言をしなければ、その場には何の波紋も起きず、現状維持のまま時間が過ぎていくだけです。そうであれば会議に参加せず違う仕事をしていた方が価値があります。
一方で、勇気を出して自分の意見や疑問を口にすれば、必ず誰かの思考に何らかの影響を与えます。

「それは気づかなかった、確かにそうだね」と賛同を得られることもあれば、「いや、その視点は少し違うよ」と反論されることもあるでしょう。 しかし、反論されたからといって、その発言が失敗だったと考える必要はありません。
自分の発言をきっかけにして、他のメンバーが別のより良いアイデアを閃いたり、隠れていたリスクが浮き彫りになったりすれば、それはチーム全体にとって大きな前進になります。

結果として自分の意見が採用されるかどうかは対して重要ではなく、自分の発信によって、周囲の思考やプロジェクトの進行に影響を与えることが最も重要です(採用されるにこしたことはありませんが)。

そう割り切ってしまうと、発言へのハードルはぐっと下がると私は思います。

2. ひとつの発信が100万円以上の価値を生み出す面白さ

もうひとつ、もたらされるコストパフォーマンスの高さがあります。

たとえば、80人のメンバーが関わっている会議の中で、自分が勇気を出して「この作業プロセス、もっとこうすれば効率化できませんか?」と発言したとします。

その結果プロセスが改善され、80人のメンバー全員の作業時間が2時間短縮されたとしたら、どうなるでしょうか。

80人 × 2時間 = 160人時(にんじ)の時間が浮いたことになります。 IT業界やビジネスの現場では、この160時間という労働量はほぼ「1人月(いちにんげつ:社員1人が1ヶ月働く労働量)」に相当します。
そして、企業において1人月分のコストは、おおよそ月150万円以上の価値があると換算されることが一般的です。

つまり、自分が会議で発言したその「たった1回の勇気」が、結果的に150万円以上を稼ぎ出した(それだけのコストを削減し、チームに余力をもたらした)のと同じ価値になります

3. 会議での発言に限らない

この影響を与えて価値を生み出すアプローチは、会議での発言だけに限った話ではありません

例えば、グループチャットでのちょっとした情報共有も全く同じ効果を生みます。

自分が業務を進める中で、「この仕様を理解するのに、自分で色々と調べて2時間くらいかかってしまったな」という場面があったとします。それを自分の中だけで留めず、「これ、少しややこしくて調べるのに時間がかかったので、皆さんに共有しておきます」と主体的にグループチャットにテキストで投稿する。

もし他のメンバーが後日同じ壁にぶつかったとき、あなたのその投稿のおかげで各自の2時間が節約できれば、長い目で見ると先ほどと同じ「150万円以上の価値」をチームにもたらすことになります。

会社でインプットよりも圧倒的にアウトプットを求められるのはそういう理由です。インプットは自分一人にしか影響を与えませんが、アウトプットの影響力は計り知れません。

大勢の前で発言するのがどうしても苦手な方は、こうしたチャットツールを使ったテキストでの共有から始めてみるのもよいかと思います。

もちろん、毎回150万円分の価値がある素晴らしい発言ができるわけではありません。時には的外れなことを言ってしまって、冷や汗をかくこともあります(私自身、今でもよくあります)。

それでも、黙って座っているよりは、思い切ってバットを振ってみる方が、間違いなく自分にとってもチームにとってもプラスに働くと信じています。

皆さんに少しでも参考になれば幸いです。

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