余談:ぶあいそうから、白洲次郎さんを思い出した

余談:ぶあいそうから、白洲次郎さんを思い出した

塚原高原の話を書いていて、ふと気になった。


「奥宿 無相荘(ぶあいそう)」

この名前を見ていたら、

「あれ? ぶあいそうって、どこかで聞いたことあるぞ?」

となった。

そう。

おじさんが思い出したのが、白洲次郎さんだった。

白洲次郎さんが晩年まで暮らした旧白洲邸の名前が、

「武相荘(ぶあいそう)」

なんだよね。

字は違う。

塚原は「無相荘」。

白洲次郎さんは「武相荘」。

でも、読みはどちらもぶあいそう。

そこから久しぶりに白洲次郎さんのことを調べてみた。

すると、やっぱりこの人、面白い。

白洲次郎さんというと、戦後にGHQとの折衝に関わった人物として知られているけれど、もっと面白いのは、その生き方そのもの。

白洲次郎さんは、自分の中に**「プリンシプル」**、つまり「原則」を持って生きた人だった。

本人も「プリンシプル」という言葉について、

「プリンシプルとは何と訳したらよいか知らない。原則とでもいうのか。」

と語っている。

おじさん、これがまず好きなんだよね。

難しい言葉を振りかざすんじゃなく、

「自分の中に原則を持つ。」

ということ。

そして、もう一つ。

「人に好かれようと思って仕事をするな。」

これも、なかなか強烈。

仕事をしていると、

「嫌われたくない」

「相手に気に入られたい」

「波風を立てたくない」

という気持ちが出てくる。

でも、白洲次郎さんは、そこを仕事の基準にしない。

人に好かれることと、正しい仕事をすることは別。

必要なことは、必要なときに言う。

これも、最初の「プリンシプル」とつながっているんだと思う。

そして、もう一つ。

白洲次郎さんを語るときによく知られている言葉が、

「われわれは戦争には負けたが、奴隷になったのではない。」

という言葉。

戦争には負けた。

それは事実として認める。

でも、

「負けたから、何でも従わなければならない」

ということではない。

人間としての誇りまで失う必要はない。

ここに白洲次郎さんの「プリンシプル」があるように感じる。

事実は事実として認める。
でも、自分の尊厳まで手放さない。

この線引きが、なんともカッコいい。

この3つを並べてみると、白洲次郎さんという人が、少し見えてくる気がする。

プリンシプルを持つ。

人に好かれることを仕事の目的にしない。

負けても、奴隷にはならない。

結局、全部同じところにつながっている。

「自分の軸を持って生きる。」

ということなんじゃないかな。

しかも、白洲次郎さんは、単に偉そうな人だったわけじゃない。

車が好きで、ゴルフが好きで、田舎暮らしをして、仕事では仕事で筋を通す。

なんというか、

「自分の人生は、自分で決める。」

そんな男だったんじゃないかな。

おじさん、こういう人、好きなんだよね。

だから「奥宿 無相荘」という名前を見て、たまたま白洲次郎さんの「武相荘」を思い出しただけなんだけど、

そこから白洲次郎さんの人生を少し振り返ってみると、

「この人、やっぱりカッコいいなぁ」

と思ってしまった。

おじさんでも惚れる男。

そんな人が、白洲次郎さんだったのかもしれない。

そして、旅の途中でこういう寄り道ができるのも、また面白い。

塚原の「無相荘」から、白洲次郎さんの「武相荘」へ。

まさか温泉の話から、こんなところまで話が飛ぶとはね(笑)。


白洲次郎さんの3つの言葉――おじさんでも惚れる男

塚原高原の「奥宿 無相荘(ぶあいそう)」から、
白洲次郎さんの「武相荘(ぶあいそう)」を思い出した。

せっかくだから、白洲次郎さんの言葉を3つだけ。

この3つを並べると、
なんとなく、この人の生き方が見えてくる。



①「プリンシプル」

「プリンシプルは何と訳してよいか知らない。『原則』とでもいうのか。」

白洲次郎さんが大切にした「プリンシプル」。

簡単に言えば、

自分の中に原則を持つこと。

人に合わせるために、自分の考えを変えない。

周りがそうしているから、自分もそうする。

そんな生き方ではなく、

「自分は何を大切にするのか」

という軸を持つ。

これが白洲次郎さんの基本だった。



②「人に好かれようと思って仕事をするな。」

「人に好かれようと思って仕事をするな。むしろ半分の人には嫌われるように積極的に努力しないと良い仕事はできない。」

これ、かなり強烈。

仕事をしていると、

「嫌われたくない」

「波風を立てたくない」

「みんなに好かれたい」

となりがち。

でも白洲次郎さんは、そこを仕事の基準にしない。

好かれることと、良い仕事をすることは別。

必要なことは言う。

言うべきことは言う。

その結果、嫌われることがあっても、それは仕方がない。

これも、最初の「プリンシプル」とつながっている。



③「われわれは戦争に負けたが、奴隷になったのではない。」

「われわれは戦争に負けたが、奴隷になったのではない。」

これは、白洲次郎さんを象徴する言葉として知られている。(昭和ガイド)

戦争には負けた。

それは事実。

でも、

「負けたから、何でも従わなければならない」

ということではない。

人間としての誇りまで捨てる必要はない。

つまり、

事実は認める。
でも、自分の尊厳までは渡さない。

この線引きなんだと思う。



この3つ。

プリンシプルを持つ。

人に好かれることを仕事の目的にしない。

負けても、奴隷にはならない。

全部、根っこは同じなんだよね。

「自分の軸を持って生きる。」

おじさんが白洲次郎さんを見て、

「この人、カッコいいなぁ」

と思うのは、たぶんここなんだと思う。

偉かったからではない。

有名だったからでもない。

自分の人生を、自分の原則で生きた。

そこがカッコいい。

だから、おじさんでも惚れる男。

それが白洲次郎さんなんだよね。



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