Revolver / The Beatles (1966)
ビートルズは自分の初めての音楽体験だと思う。と言うのも、親父(1952年生まれ)が大好きでずっと家でレコードがかけてたらしく、物心つく前から耳に入っていたのだろう、中学になって自分でCD買うようになってから、赤盤青盤オリジナルアルバムを聴くたび、「この曲知ってる!」ってのが沢山あった。Hey JudeとかLet It Beとか有名曲ならテレビで流れてたか?とも思ったが、You Never Give Me Your Moneyの中盤のエレキギターのアルペジオ(1:30の、♪But oh, that magic feelingのあたり)で、「これ、知ってる!」ってなったのだから、小さいころの刷り込みだろう。
アルバムで好きなのは圧倒的に中期で、Rubber Soul、Revolver、Sgt. Pepper's で迷うけど、Revolverが頭ひとつ抜けて好き。
前期のシンプルなロックンロールと綺麗なハモリも好きだし、Abbey Roadももちろん大好きだし、ホワイトアルバムのごった煮感も好きだけど、「これから音楽的に新しいことに挑戦するぞ!」「こんなのってどう?面白くない!?」ってワクワク感が溢れているのは中期で、聴いてて気分が上がる。
ここからは個人的決めつけかもだけど、中期が好きな人はジョンレノン派だと思う。ジョン主導の楽曲が一番輝いているから。前期のころは影響受けたアーティストのコピーって感じだし、後期は前衛的過ぎる楽曲が多くなる。中期がポップスと前衛性がちょうどいいバランスだと思う。
さらに個人的決めつけをもう一個。ジョンの楽曲を好きな人は往々にしてオルタナ(解説はwikipedia参照)好きだと思う。ポール好きはBilly JoelとかSteely Dan、Donald FagenとかAORとかが好きだと思う。
ぼくは断然ジョンが好きで、オルタナが大好きです、はい。
・3曲目I'm Only Sleeping
寝起きのベッドか布団の中で、まったりしたい/まだ寝たいって曲は幾つか思いつくけど、この曲が一番眠気を誘う。
Sunday Morning / Maroon 5のような、一緒に寝てる恋人と乳繰り合ってる感じは皆無で、朝寝坊 / 大瀧詠一のような、ただダラダラしたいって感じがとてもいい。
あとは、かの有名なジョージの逆回転再生ギター。これだけで一気に薬物トリップ感が出てるのが凄い。
・9曲目And Your Bird Can Sing
これもジョン作曲だが、出だしのギターリフはポールとジョージの演奏だそうな。
凄くポップで前向きな感じだが、歌詞はちょっと不穏。。
You tell me that you’ve got everything you want
And your bird can sing
But you don’t get me
You don’t get me
欲しいものは全部手に入れた、と君は言う
そして君の鳥は歌える、とも。
だけど君は僕を捕まえられない。
僕には届かない
こっちはこのカバー動画の出来がいいので貼っておきます。
・14曲目Tomorrow Never Knows
そして最後の名曲。90年代後半に思春期を過ごした人間には、Tomorrow Never Knowsと言えばミスチルを連想するわけだが、ぼくはずっとビートルズだった。
ワンコードで同じリズムの繰り返し。色んな装飾音だけで曲が進んでいく。前衛的と言ってもいいけど、凄くポップ。この曲と同じコンセプトで作られたアルバムだと、Remain in Light / Talking Heads (1980)、On The Corner / Miles Davis (1972)が思い付くけど、大幅に先取りしている上に、それらに遜色ないぐらいの楽曲で、何回聴いても鳥肌が立つ。
