階段最高!CMが教えてくれた“結果よりプロセス”のセルフコーチング
なぜその人は、あえて“しんどい方”を選んだのか?
効率よく、ラクに進めばいいのに。
エスカレーターに乗れば、誰よりも早く目的地に着けるのに。
それでも彼は、階段をのぼっていた。
ある日ふと目にしたCMで、わたしはハッとさせられた。
まわりが当たり前のようにラクな道を選んでいく中で、
ひとり、白塗りの着物姿の男性が黙々と階段をのぼっていた。
無言で、息を切らしながら、それでも笑っていた。
「なんでそんなことしてるの?」という問いに、彼はこう答える。
「実感がほしいから。」
この言葉が、静かに深く刺さった。
わたしたちは、無意識のうちに“実感”というものを求めている。
成果でも評価でもなく、自分の足で一歩ずつ進んでいるという感覚を。
これは、表面的な自己肯定感の話ではなくて、「わたしがやった」と心から言える体感。
それが、人を静かに、そして確実に支えていく。
※そのCMはこちらでご覧いただけます。
→ YouTubeリンク:サントリー特茶「階段」篇
※出演しているのは、白塗りメイクで知られる芸人・コウメ太夫さん。
普段とはまったく違う“静かな存在感”に、意外と胸を打たれました。
°⌖꙳✧˖°
なぜ人は“しんどい道”を選ぶのか?
「もっとラクに生きていい」と言われる時代。
できるだけ効率よく、できるだけ無理なく。
それはたしかに、健全な考え方だと思う。
けれど、現実には“あえて遠回りを選ぶ人”がいる。
理屈では説明できないけれど、自分の足で歩くことにこだわる人がいる。
その選択は、ただの根性論ではなくて。
「自分でやった」と感じられる経験は、自分自身を裏切らない。
それが、誰に評価されなくてもブレない人をつくる。
成果が出るかどうかよりも、自分の内側で「これは意味がある」と感じられるかどうか。
わたしたちが欲しているのは、その“感覚的な納得”なのだと思う。
°⌖꙳✧˖°
わたしにとっての階段は、ピアノだった
わたしには、その感覚を何度も味わってきた場所がある。
それは、ピアノの前。
同じフレーズを何十回もくり返す。
思い通りに弾けない。何度やっても、音が濁る。
でも、ある瞬間、ほんのわずかに音が変わる。
「あ、今のは違った」 その微細な変化に気づけたとき、心の底に灯がともる。
これは、誰にも説明できないもの。
でも、たしかに“掴んだ”と感じるものがある。
それがあるから、わたしはまたピアノの前に座る。
人から見たら非効率な反復でも、そこにしかない実感がある。
そして、わたしは昔から、お寺や神社の石段が好きだったことをふと思い出した。
高い場所に行きたいわけじゃなくて、ただ、のぼる過程が好きだった。
足元に集中しながら、頭の中がだんだんと静かになっていく。
あれもまた、自分に戻るプロセスだったんだと思う。
°⌖꙳✧˖°
あなたにとっての“階段”は?
自分の足で、一歩ずつ確かめながら進むような感覚。
あなたにとっての“階段”は、何でしょうか。
・誰にも気づかれない努力を続けること
・日々の習慣を、自分のペースで積み上げること
・簡単に答えを出さず、あえて熟成させている問いを抱えていること
一見、まわり道に見えても、そこにあなたの意図と実感があるなら、
それは確かに、あなたを支える“階段”です。
°⌖꙳✧˖°
セルフコーチングの問い
自分の「階段」を見つけるには、まず気づくことから始まります。
以下の問いに、書きながら向き合ってみてください。
▷ ジャーナリング・ワーク
最近、成果よりも“やってよかった”と感じた行動は?
他人には伝わらないけれど、自分だけが知っている小さな積み重ねは?
なぜそれを、あなたは今日も続けているのでしょうか?
°⌖꙳✧˖°
プロセスを選ぶ強さ
わたしたちは、「正解をすぐに出すこと」を求められて生きてきました。
でも本当は、正解よりも、“自分が納得できる道”を選ぶほうが難しい。
階段をのぼるような生き方は、静かで目立たないかもしれません。
けれど、その分だけ深い。
それは、自分との信頼を少しずつ積み重ねる時間だからです。
「実感がほしいから」 この言葉に、わたし自身もどれだけ救われたかわかりません。
たとえ成果が見えなくても、「いま、わたしは進んでいる」と感じられたなら、その一歩は、確実にあなたの力になっていきます。
結果よりプロセス。それが、セルフコーチングの土台です。
今日も“愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ。
✏️ このnoteを書いている人
→ ピアノ講師・メンタルコーチ 「One Heart」
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