【DAY-89】100日後に倒産する会社に勤める限界OL「大谷翔平の投稿みたいにしなさい」と言われたSNS会議の日
今日も会社は、倒産まであと9日。
そして私は今日も、SNSマーケターとしての理性を試されていた。
会議のテーマは「Instagramの投稿戦略」。
最初の一言がこれだった。
「大谷翔平の投稿って見てる?
何枚もあるのよ。最後にデコピンがあるの!
私たちもそういう投稿にしなきゃダメよ!」
そのあとも続く。
「商品の写真ばっかじゃつまらないのよ。
旅行の写真とか、創業者の顔、本国の風景を出したいの。」
「お客さんはお金持ちで海外によく行くんだから、
もっと“旅っぽい世界観”を出さないと!」
確かに、視覚的な多様性は大事。
“モノだけ”の投稿が退屈になることもある。
でも、私が伝えたかったのはシンプルだ。
大谷翔平は、世界で唯一無二のブランド力とアカウントを持つ。
だから、どんな構成でも「見たい」と思われる。
でも私たちは、まだフォロワー200人のブランド。さらに本国主体のブランドが3つほどあり、日本独自でアカウント運用をしてもいいが、無二のアカウントではない。まずは「誰に」「何を」届けたいかを明確にしないと、どんな構成も意味をなさない。
SNS運用って、“趣味みたいなおしゃれな投稿を作ること”じゃない。
マーケティングの目的は「世界観の演出」ではなく、
“ブランドと顧客の関係をどう育てるか”にある。
本当の課題は、
「投稿の形式」ではなく「戦略の不在」。
投稿頻度を上げる
ファンを増やす導線を整える
一貫したビジュアルとメッセージを育てる
まずはそこから。
「SNSは簡単」と言われるけれど、
実際は地味で、時間がかかって、成果が見えにくい仕事だ。
AIが発達しているとはいえど、まだ人の手が必要なのが事実だ。だからこそ、現場の判断がブランドを左右する。
今日の学び。
“SNSの成功はアイデアじゃなく、積み重ねで決まる。”
倒産まであとどのくらいだろうか。。
理想のブランディングを夢見ながら、今日も投稿ボタンを押す。
