50代の大人旅|竹富島で星の砂を探す旅 石垣島からフェリー15分、“ほしふる島”プチ散策ガイド
“ほしふる島”と呼びたくなる竹富島
私はこの島を“ほしふる島”と名付けました。もちろん、正式な名前ではありません。赤瓦の屋根の上に鎮座するシーサーが、静かに災いを払い、島と住人を守ってくれている姿を眺めると、神々しさを感じずにはいられません。夜空に散りばめられた星や、海岸にひそかに広がる星の砂を思い浮かべると、自然とその言葉が浮かびます。
豊かな自然と共存している小さな島の小さな村。

竹富島は、沖縄県の石垣島港からフェリーで15分ほどの距離にある小さな島で、人口はおよそ4300人(2025年現在)。フェリーのチケットは石垣島港の窓口やオンラインで購入でき、時刻表を事前に確認しておくと安心です。

島に降り立つと、時間の流れがゆるやかに変わり、心にそっと余白が生まれるように感じます。まるで映画『マイ・インターン』でジュールズが自分のペースを取り戻すように、日常の喧騒から離れ、ゆっくり呼吸を整えることができます。
そしてこの島唄を聞きながらエメラルドグリーンにキラキラ輝く海を眺める時間は格別で感動します。美しい自然の前で心を裸にして安らぐ夏休み。命の洗濯にはもってこいの場所。さっそく私はこの機会を大切に、58歳の今も現役社員としてグローバル企業で働き続ける私への命の洗濯をしました。このご褒美は恋人がプレゼントしてくれたものです。
私からおねだりしたのではなく、向こうから差し出された手をつかんだだけ。私の本心は遠路の旅行なんて私には興味はありませんでした。
振り返ると私の社会人生活は特性があるが故の破天荒そのものですが、人とおなじ事が出来なくても果敢にチャレンジを続けてきました。ボロボロに傷ついて疲れ果てて、最後はうつ病になりましたけど、全てが私を成長させてくれました。20代の無知で生意気だった娘は、50代を終える頃には、少しばかりは、人並みに人生の酸いも甘いもわかる大人の女性になれましたね。

竹富島の集落を歩くと、赤みを帯びたサンゴの石垣や瓦屋根の家々が整然と並び、風に揺れるブーゲンビリアやハイビスカスの花が彩りを添えています。静かな道を歩きながら、島の人々の暮らしと自然が溶け合う光景に心がほどけていきます。

ちなみに、彼は石垣島で見つけた可愛らしいシーサーを、私の家、彼の家、そして私の親友の家へそれぞれ買ってくれました。小さな置き物ながら、災いを払い、日々を守ってくれるおまもりのようで、見るたびに心がほっと和みます。

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フェリーでのひととき
午前中のツアーから石垣島のホテルに戻り、一度シャワーを浴び、疲れをとってから出発しました。海に入るかもしれないとビーチサンダルで出かけましたが、足元にはスニーカーの方が安心だとすぐに気づきました。小さな後悔も、旅の思い出のひとつです。

カイジ浜|星の砂のビーチで
港からバスに乗り、星の砂が取れるビーチへ向かいます。行きは港前からバスが出ていますが、それ以外の時間は電話で予約が必要です。竹富島の星の砂は、自然の砂浜で拾うこともできますが、お土産用に瓶詰めのものも販売されています。

私は老眼のため、小さな星の砂を探すことは叶いませんでした。そこで、町中のお土産屋さんで手に入りにくい100円の瓶入り星の砂を購入しました。そっと手元に置き、旅の思い出として大切にしています。
ビーチで出会ったフランス人の家族に星砂の存在を教えると、辞書で単語を調べながらも微笑みで応じてくれました。小さな交流が心を温かくしてくれます。「また勉強しなくちゃ」と思いながら、言葉の壁も旅の楽しみのひとつだと感じました。

まるで天国のようなコンドイビーチの自然
素足で歩く砂浜は、足裏に心地よい刺激をくれるマッサージのようです。どこまでも遠浅に広がるコンドイビーチの海は、グラデーションのブルーとエメラルドグリーンに輝き、自然の美しさに心が解きほぐされます。

干上がった浅瀬にはナマコも多く、少し驚きつつも自然の存在感に圧倒されます。彼との会話も自然に弾み、笑い話や過去の旅の思い出を交わしながら、穏やかで温かな時間が流れました。

島の街歩きでの気づき
昼食を探して集落を歩きます。彼は「昔歩いた」と言いながらバスの予約をせず、私もつい強く言いそうになりますが、彼の穏やかさに心をゆだね、歩くことにしました。

50代には少し過酷なアスファルトの道を、ビーチサンダルで40分歩くことになりました。海岸から港までは距離があり、タクシーも自販機もベンチも少ない島の行脚は体力を消耗します。それでも、途中で味わった山盛りソフトクリームのフロートに、心がふっとほどけました。

彼の存在と自分の気づき
人は簡単には変わらないことを実感します。私は完璧を求める性格ゆえに、つい彼に厳しく言ってしまうのですが、彼はそれを受け止め、耳を傾けてくれます。過敏でADHDな私にとって、彼の存在はちょうど良く、心を守ってくれる優しさを感じます。

この島で過ごす時間を通して、今日という日を大切に楽しむこと、自分一人でも生きていけるように自立し続けることの大切さを改めて感じました。そして、自分が幸せであれば、周りも自然と幸せになれることを、そっと心に刻みます。

星降る島の静けさ
赤みを帯びたサンゴの石垣と瓦屋根の上に鎮座するシーサーを眺めながら、この島を歩くたびに、守られているような心強さと静かな喜びを感じます。夜空に散りばめられた星を思い浮かべながら、そっと自分の心と向き合う時間は、忙しい日常にはない贅沢なひとときです。

最後に、映画『アメリ』の言葉を思い出します――「人生の美しさは、ささやかな幸せに気づくことにある」。竹富島を歩くたびに、私はその言葉を心で繰り返しています。

🧺 2025年版 竹富島散策プチガイド
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