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【新連載予告】                 七人なのに、部屋は六つしかない

雪山の館。

集められた、七人の招待客。

けれど。

用意されていた客室は。

六つしかなかった。

最初は。

ただの手違いだと思われていた。

誰かが二人で一部屋を使えばいい。

その程度の話だと。

しかし。

その夜。

一人が殺される。

そして。

死体のそばから。

この館には存在しないはずの鍵が見つかった。

204号室。

問題は。

館にある部屋が。

101。

102。

103。

201。

202。

203。

その六つだけだということだった。


新連載、本格ミステリー始動

今回の「ミステリー書房」は。

これまでの作品とは少し方向を変えます。

未来から届く通知も。

死者からのメッセージも。

超常現象もありません。

あるのは。

雪で閉ざされた館。

限られた登場人物。

一つずつ積み重なる証言。

そして。

読者にも提示される手がかりだけです。

つまり。

今回の物語は。

最後まで論理で解ける本格ミステリー。

物語の途中で。

犯人を当てることもできます。

ただし。

犯人が分かったとしても。

それだけでは終わりません。

この物語で本当に考えてほしいのは。

「なぜ、最初から部屋が一つ足りなかったのか」

ということです。


物語の舞台

十二月二十七日。

吹雪の中。

山奥に建つ。

冬鷺館。

そこへ。

七人の男女が集められます。

招待したのは。

巨大企業を築き上げた実業家。

白河源一郎。

招待状には。

こう書かれていました。

「七人が揃ったとき、十二年前の事件について真実を話します」

十二年前。

白河源一郎の長男。

白河亮介が。

自宅マンションから転落して死亡。

警察は。

自殺と判断しました。

しかし。

その死には。

いくつもの不可解な点が残されていた。

そして。

今回集められた人物たちは。

全員。

十二年前の事件と。

何らかの形で関係していました。

元刑事。

弁護士。

医師。

白河家の娘。

元新聞記者。

その助手。

そして。

誰も知らない男。

七人。

ところが。

館に到着しても。

招待主である白河源一郎は現れません。

さらに。

館に用意されていた鍵は。

六本だけ。


最初の違和感

101。

102。

103。

201。

202。

203。

客室は。

六部屋。

でも。

人間は七人。

「一人来ない予定だったんじゃない?」

誰かが言います。

そのときは。

誰も。

その言葉を深く考えません。

しかし。

読者の方には。

ぜひ。

覚えておいてほしいと思います。

なぜ、七人を招待したのに、部屋は六つしかなかったのか。

この違和感は。

単なる設定ではありません。

最後まで。

物語の中心に残り続けます。


十二年前の一枚の写真

夕食の席には。

七人分。

同じ写真が置かれていました。

十二年前。

亡くなった白河亮介を中心に。

六人の人物が写った写真。

しかし。

その中には。

今回の招待客が知っているはずなのに。

誰も名前を口にしようとしない。

一人の女性が写っていました。

そして。

写真を見た一人の男は。

こう言います。

「白河亮介を殺した人間は、この写真の中にはいない」

その発言から。

館の空気が変わります。

誰が。

十二年前について嘘をついているのか。

誰が。

本当のことを隠しているのか。

そして。

そもそも。

十二年前の事件は。

本当に殺人だったのか。


一人目の死者

夜。

一人の男が。

自室で死亡します。

胸には。

一本のナイフ。

扉には。

内側からチェーン。

窓も施錠されている。

完全な密室。

しかし。

もっと不可解なものが。

死体のそばに残されていました。

一本の鍵。

そこに刻まれていた数字。

204

誰も。

その鍵を見たことがありません。

なぜなら。

冬鷺館に。

204号室など存在しないからです。

そして。

館内に。

招待主の声が響きます。

「今死んでいる三宅浩一さんは、七人の招待客には含まれていません」

七人いる。

でも。

死んだ男は。

招待されていない。

なら。

本当に招待された。

七人目は。

誰なのか。


読者への挑戦

この作品では。

物語を読むために必要な情報を。

できるだけ。

読者にも同じタイミングで提示していきます。

犯人だけではありません。

204号室の鍵。

六つしかない部屋。

七人という人数。

十二年前の写真。

招待状。

それぞれの証言。

何気ない会話。

全部に。

意味があります。

読み進めながら。

ぜひ。

自分なりの答えを考えてみてください。

特に。

「誰が犯人か」より先に。

「七人とは誰なのか」

を考えてみてほしいです。


新連載

『七人なのに、部屋は六つしかない』

雪山の館。

七人の招待客。

六つの客室。

存在しない204号室。

十二年前の殺人疑惑。

そして。

誰か一人だけ。

最初から。

この館にいる理由が違う。

全4話予定。

第1話。

「雪山の招待状」

まもなく公開します。

最後まで読んだとき。

最初の一文の意味が。

まったく違って見える物語を目指します。

あなたは。

最終話より先に。

真相へたどり着けるでしょうか。

――ミステリー書房

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