夏休みのこまいたけを横目に年間休日について考えた
朝、職場に向かうため家を出ます。
夏休み真っただ中の小3のこまいたけは、テレビを見ながら家でくつろいでいます。
こちらはこれから仕事なのに、子どもは夏休み……
ふと、小学生の年間休日ってどれくらいなんだろうと思って調べてみました。
土日や祝日に加えて、夏休み、冬休み、春休みなどを考えると、ざっくり計算で年間165日前後になるそうです。
165日。
社会人の年間休日が120日前後だとすると、その差は45日くらい。
もちろん、子どもは休みの日にも宿題や習い事などがありますし、「休日」と「学校に行かない日」は同じではありません。
それでも……。
正直、羨ましい。
そんなことを思いながら、今日も朝から電車に乗って会社へ向かいます。
そして電車の中で、いつものように転職サイトを眺めていました。
そこで目に入ったのが、「年間休日128日」という求人です。
年間休日128日は、やっぱり多い
完全週休2日なら、土日で年間104日ほどあります。
そこに祝日が加わると、年間休日はだいたい120日前後。
つまり128日ということは、土日祝以外にも8日前後の休みがある計算です。
夏季休暇や年末年始休暇などでしょう。
「120日」と「128日」。
たった8日の違いです。
でも、1年間で8日、仕事をしなくていい。
10年間なら80日です。
家族と過ごしてもいい。旅行に行ってもいい。趣味を楽しんでもいい。何もしなくてもいい。
そう考えると、休日の多さは単なる福利厚生ではなく、「時間」という価値を持っているように思えてきました。
年収100万円アップと、休日10日アップ
そこで、年収と時間をざっくり換算してみました。
仮に30代後半・妻子持ちのボリュームゾーンの年収600万円、年間の実働日数を240日とします。
年収600万円だと手取りはおよそ460万円ほどらしいので
460万円 ÷ 240日なので、1日あたりの手取り給与は約2万円です。
かなり乱暴な計算ですが、「仕事を1日しなくていい」という時間には、2万円の価値があると考えられます。
では、年収が100万円上がったらどうでしょう。
100万円はもちろん大きいです。
ただし、額面が100万円増えても、そのまま100万円が手元に残るわけではありません。税金や社会保険料が増えるので、実際の手取りの差はもっと小さくなり、実質は70万円前後のアップ。
さらに、年収が上がることで仕事の難易度や責任が増えることもあります。
重要な案件を任されたり、管理職になったりすれば、休日の呼び出しが増えるかもしれません。あと部下に奢る頻度も増えるでしょう。笑
業務を理解するために、勤務時間外に勉強する時間も必要になるかもしれません。
そう考えると、
「年収が100万円上がる=100万円分得をする」
とは、単純には言えない気がします。
一方で、年間休日や有給取得日数が10日増えたら、その10日は丸ごと自分の時間になります。
先ほどの計算なら、約20万円相当です。
もちろん、年収100万円アップと比べれば金額としては小さい。
それでも、その10日には税金がかかりませんし、仕事の責任も増えません。
そして何より、「自分で使い方を決められる時間」です。
「もっと稼いだ先」にあるもの
そんなことを考えていると、以前読んだ「メキシコ人漁師の物語」を思い出しました。
もっと働いて、もっと稼いで、もっと成功すれば、最後には家族とゆっくり過ごせる。
でも、それなら「今そうしているじゃないか」という寓話です。
この話のすべてに共感するわけではありません。
お金が必要な時期もありますし、仕事で挑戦したい時期もあります。
ただ、「いつか時間ができたら家族と過ごそう」と思っているうちに、その「いつか」がずっと先になってしまうのは、少し怖いなと思います。
今の時間も大切にしたい
今は、こまいたけが小学生です。
夏休みになれば、家でゴロゴロしている姿を見ることになります。
この時間は、将来お金をたくさん稼いだからといって、あとから買い戻せるものではありません。
だから、これからの転職では年収だけではなく、
「年間でどれくらい自分の時間を残せるか」
も見ていきたいと思います。
年収。年間休日。有給取得日数。残業時間。通勤時間。リモートワークの日数。
全部ひっくるめて、自分の人生の時間をどれだけ仕事に使うのか。
「もっと稼いで、いつかゆっくりしよう」ではなく、
「今の生活も大切にしながら、ほどほどに働く」。
そんな働き方があってもいいのかもしれません。
……とはいえ、今日もこれから仕事です。
電車はいつものように走っています。
家では、こまいたけがまだ夏休み。
やっぱり、ちょっとうらやましいです。
