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【中国トピック】14億人の目。〜スシロー店内で男の子が小便した件で考えさせられた事。

本日は、短めのトピックを投稿いたします。(約1,200字です)

一部日本のニュースにもなっているようなのですが、北京のショッピングモールにあるスシロー店舗内で、先週の木曜日(9月3日)21時頃に家族客の中の男の子が「おしっこしたい」と尿意を訴えたのに対し、母親がコップの中にさせた騒動がありました。

拡散されているショート動画や報道を見る限り、確認できるのは以下の事実です。

  • 男の子が「おしっこしたい」と発言。

  • 父親は会計に行っており不在。母親が対応。

  • トイレに連れて行かず、その場でプラスチックのコップでさせた。

  • 店員はその前後に席の近くを通ったが、制止はしなかった。(店側は、あとで「遮られていたので見えなかった」と説明した)

  • 男の子が小便を終え、「誰かレモン飲む?」と悪気なく発言。

  • 父親は席に戻ってきて事態を見て、母親を叱責。

  • スシローはこの事態に対し、家族を別のテーブル席に移動させ、家族が利用していた席は消毒し、使用していた食器類は全て破棄した。

この騒動は、通路を挟んで隣の席の来店客が動画撮影しており、拡散され、世間の反応としては大部分が「母親の対応がおかしい」、「弁償するべき」というもので、一部、「このぐらいの子供を持つ親の気持ちはわかる。尿意は我慢できないだろう」、「騒ぎ立てるほどのことか?」というやや擁護に近い反応もあります。

なお、報道によると、この母親は動画の投稿者に対してメッセージの形で「不快な思いをさせてしまった事」を謝罪し、店側への賠償の意思も示した、ということです。

日本であれば、そもそもこのような騒動が起こる事自体が考えにくいと思う一方で、筆者(日本人。中国圏での生活歴は約12年)としては、今回の親の対応と世間の反応から、中国の公共空間におけるモラル意識は昔より確実に高まったのだな、と感じました。

私が体験した事なのですが、2001年頃だったと記憶しているのですが、上海のある大型スーパーのカートの中に、おそらく子供のものと思われる大便が残されているのを目撃したことがあります。現在のようにSNSが普及していたら、ひょっとしたら一大騒動になっていたかもしれません。

この投稿のタイトルに「14億人の目」と書いたのですが、今回のような街のある片隅で起きたような騒動が一瞬にして拡散し、国民の目に晒されるのも、月並ではありますが、まさに現代的です。

SNSの功罪についてはさまざま意見がありますが、今回のような騒動がその場限りのものに終わらず、可視化される事は悪いことばかりではないように思います。

世間の意見に晒されながら「公共の空間において許されない事」とは何なのか、モラルの平準化に確実に繋がっているのでは、と感じました。

本日はここまでとさせて頂きます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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