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実家に帰ったら、父が孫と正座で折り紙を折っていた | #親子関係


知らない顔

久しぶりに、実家に子どもを連れていった。

玄関を開けたら、リビングから笑い声が聞こえた。
父の声だった。

床に正座して、子どもと折り紙を折っていた。
「じいじ、これ何?」と聞く子どもに、
父が「飛行機だよ」と笑った。

私の知っている父じゃなかった。


叱られる覚悟で帰った

実家に帰るのは、正直怖かった。

離婚のこと。足首のタトゥーのこと。ピアスをつけたままなこと。
父は昔から厳しい人で、「ちゃんとしなさい」が口癖だった。

離婚を報告したとき、何を言われるか分からなかった。
「だから言ったじゃないか」と返される覚悟もしていた。

でも父は、何も言わなかった。
「そうか」とだけ言って、お茶を淹れてくれた。


柔らかい手

台所から、父と子どもの姿を見ていた。

不器用な手で紙を折って、
「できた?」と聞く子どもに「もうちょい待って」と笑う父。

その顔が、私の知らない柔らかさだった。

私が子どもの頃、あの顔を見たことがあっただろうか。
たぶん、あったのだと思う。
私が覚えていないだけで。


つながりに戻っていい

親に甘えることと、頼ることは違う。
でも時々、つながりに戻っていいと思う。

離婚して、迷惑をかけたと思っていた。
心配をかけたと思っていた。
でも父は、何も聞かずにそこにいてくれた。

完璧な親子じゃなくていい。
たまに折り紙を折る距離が残っていれば、それでいいと思えた。

もし最近、親との距離を感じているなら。
「最近どう?」に、一行だけ返してみてほしい。


よかったらスキで合図をください。

#親子関係 #実家との距離 #ひとり親 #家族の時間

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