「今日だけ休む」が受験を壊す|自称進学校で潰れないための7つの考え方
地方の自称進学校から、東京一工と呼ばれる大学に現役で合格しました。
勉強法の記事はたくさん書いてきましたが、正直、受験で一番差がつくのは方法じゃないと思っています。
続けられるかどうか。それだけです。
この記事では、僕が3年間で身につけた「潰れないための考え方」を7つ書きます。
1.「今日だけ休む」が一番危ない
「今日だけ休もう」「明日から本気出す」
思ったことがない人はいないと思います。そして、そのまま3日、4日、1週間と休みモードに入った経験も、たぶんあなただけではありません。
これには構造的な理由があります。
毎日同じことを繰り返している状態は、実は継続コストがほぼゼロです。 昨日と今日の落差がないから、始めるときの抵抗が発生しない。
でも一度休むと、休んだ日と再開する日のあいだに大きな落差ができます。その落差そのものがストレスになる。
そのストレスに耐えられなくて、また休む。
だから大事なのは、頑張りすぎないことです。ある日に全力を出しすぎて、翌日から動けなくなるくらいなら、毎日そこそこを積むほうが強い。
ペースを一定に保つ。これだけです。
2. 遊びの誘いは「5回に1回」受ける
「明日カラオケ行こう」「みんなでご飯行くけどどう?」
全部断ればいいのか。違います。
全部断ると、そのうち誘われなくなります。 そして受験期の終盤に、話せる相手が誰もいない状態になる。これは想像以上にきついです。
僕は5回誘われたら1回は行くと決めていました。
4回断って5回目に行く。これくらいのペースだと、関係は切れません。
そして副産物として、人間関係の棚卸しになります。 1ヶ月に1回しか遊べないとして、その1回を誰と使うか。そこで残る人が、卒業後も続く相手です。
断り方のテンプレ
ごめん、最近詰まってて。また今度誘って!ポイントは「また今度」を必ず入れることです。これがないと、拒絶に聞こえます。
塾をサボろうと誘われたときは、
親に金払ってもらってるから、さすがに行くわ家庭の事情を出すと、相手もそれ以上は追及できません。角が立たない断り方です。
3. 模試の判定で病まないために
E判定を見て落ち込むのは当然です。僕もそうでした。
ただ、見るべき場所が違います。
判定ではなく、科目ごとの偏差値のバランスを見てください。
判定は「今の学力で受かる確率」であって、「これから伸びるかどうか」の情報はゼロです。一方、科目ごとのバランスは「次に何をやるべきか」を教えてくれます。
そして、模試との距離が離れすぎているなら、その模試の復習に時間を使わないという判断もあります。
自分の実力とかけ離れた難問を全部復習しても、理解できないまま時間だけ溶けます。小学5年生がウサイン・ボルトと鬼ごっこをして、なぜ捕まえられなかったかを研究しているようなものです。
まずは自分のフォームを直す。届く相手と戦う。
4. 自称進学校の同調圧力について
自称進学校には、独特の空気があります。
課題は多いのに、その課題が入試に直結していない。周りは真面目にやっている。でも自分は、これをやっていて受かる気がしない。
そういう違和感を持っているなら、その感覚はたぶん正しいです。
大事なのは、その違和感を口に出さないことです。
「あの授業マジで意味なくない?」
生徒同士でこれを言い合うのは、やめたほうがいいです。自分のためにならないし、必ず自分に返ってきます。
思うのは自由。言うのは損。
自分は自分でやる。周りには合わせておく。この距離感が一番ラクです。
5. バカにしてくる人は2種類しかいない
勉強していることを、なぜかバカにしてくる人がいます。
タイプは2つです。
1つ目は、あなたより明らかに能力が高い人。
こういう人は、そもそも必死にやる必要がないからそう言えるだけです。うらやましいですが、それだけの話です。
2つ目は、学力の話ができない人。
学力で勝負できないから、態度や性格の話に持ち込んでくる。それはあなたへの評価ではなく、その人自身の問題です。
どちらに対しても、やることは同じです。
気にしない。 彼らに付き合って成績を落とすのが、一番もったいない。
6. 親のプレッシャーとの距離の取り方
「勉強してるの?」「模試どうだった?」
悪気がないことは分かっていても、しんどいときはしんどいです。
僕が使っていたのは、先に情報を出すという方法でした。
聞かれる前に「今日はこれをやった」「模試は次が○月」と自分から言っておく。そうすると、向こうから聞いてくる回数が減ります。
聞かれるのがストレスなのであって、話すこと自体はそこまで負担ではない。順番を入れ替えるだけで、かなり楽になります。
7. スマホは意志で切らない。物理で切る
最後は精神論ではなく、仕組みの話です。
スマホは、意志の力では絶対に切れません。
僕が失敗し続けて分かったのは、これだけです。「今日から見ない」と決めても、3日で戻ります。
やるべきは、物理的に触れない状態を作ることです。
別の部屋に置く
家族に預ける
使用時間の制限をかけて、解除コードを自分で見ない
そして、休憩中にスマホを触らない。これが一番重要です。
休憩でSNSを見て脳を疲れさせて、そのあと勉強でさらに酷使する。これが最悪のループです。
休むときは本当に休んでください。寝るか、人と喋るか、それだけでいいです。
まとめ
7つ書きましたが、根っこは1つです。
受験は、才能でも根性でもなく、続けられるかどうかで決まります。
そして続けるために必要なのは、頑張ることではなく、潰れない仕組みを作ることです。
ペースを一定に保つ(頑張りすぎない)
人間関係を完全には切らない
判定ではなくバランスを見る
思っても言わない
気にしない相手を決めておく
先に情報を出す
意志ではなく物理で環境を変える
どれか1つでも、今日から試せるものがあれば嬉しいです。
しんどいときに、この記事を思い出してもらえたら書いた意味があります。
もし本当に苦しくて、勉強どころではない状態が続いているなら、それは気合いの問題ではありません。学校の先生でもスクールカウンセラーでも、家族でも、話せる大人に一度相談してみてください。 受験は大事ですが、あなたの健康より優先されるものではないです。
質問はコメント欄でどうぞ。同じことで悩んでいる人の役にも立つので、できるだけ公開の場で答えています。
