【第9話:「カップラーメンの湯気に、泣きそうになった」】

腹は減ってるけど、
料理する気力なんか、あるわけない。

適当に選んだカップラーメンに、
やかんで湯を注いだ。

3分間、ただぼーっとしてた。

湯気が立ち上がるのを見てたら、
なぜか、
涙が出そうになった。

何が悲しいんかもわからんかった。

ただ、
誰にも必要とされへんまま、
こうして今日も、
生きてるだけなんやなって思った。

できあがったラーメンは、
味なんか、覚えてへん。

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