【第22話:「電気を消し忘れたまま、朝が来た」】

眠ったんか、気を失ったんか、
とにかく気がついたら、朝やった。

天井の電気はつけっぱなし。
あの白い光が、逆に不気味で、
目の奥がズキズキした。

夜のうちに、
自分に「おやすみ」も言わんかったらしい。

カーテンも閉めてへんかった。
薄く差し込む朝の光と、
人工の蛍光灯が混ざって、
部屋が変な色になってた。

何か、失敗したような気がしたけど、
何を失敗したのかすら思い出されへん。

スイッチを切ったのは、
電気やなくて、俺自身の方やった気がする。

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