【第14話生きてるってだけで、たまに罪みたいに感じる】
朝が来た。
何も変わってへんはずやのに、
昨日より空が白く見えた。
カーテンの隙間から差し込む光が、
今日はほんの少しだけ暖かくて、
それだけで罪悪感を感じた。
生きてる俺には、
なぜか「生きてる分の価値」があると錯覚してまう瞬間がある。
でも現実は違う。
金もない、信頼もない、治療もできない俺が、
人として何かを期待される資格なんてあるんかって思ってまう。
誰も責めへん。
ただ、自分自身にずっと問い続けてる。
「お前、それでも生きててええんか?」って。
それでも、
俺は今日もまだ、ここにいる。
ただ、それだけや。
