名前に込めた想い
父が今の実家に引っ越したのは、1985年の3月だった。たぶん、8歳だっただろうか。
同じタイミングで購入した家電製品は緑が基調になっていることから、おそらく母が好みの色は、緑であったことが推察される(父の好みは、緑ではないらしい。)。
ちなみに、その時に購入した電子レンジとオーブントースターは、今なお現役だ。
さすがに、オーブントースターの一部の機能は喪失しているものの、他の機能は通常通り使用できるらしいから、驚きを隠せない。
特に子どもの頃は、母と一緒に過ごす時間が長かった。
母の影響を受けたのか、気付けば私も、緑を好むようになっていた。
学生時代は、緑の服や靴を身に付けていることが多かった。
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色彩心理に興味があり、少しずつ知識を増やしている。
一般的に、緑の持つイメージは、一部だが、未熟・保守的・毒等のネガティブな側面を有する。
しかし、安心・安全・調和・平和・健康・再生・癒やし等というように、ポジティブな言葉で形容されることが支配的だ。
私が特に強く感じる緑の持つイメージは、癒やしである。
いわゆるグリーンパワーは、たとえば太陽光発電や風力発電等のようにインフラ用途に使用され、どこか優しく、かつ、温かみのある言葉だ。
癒やしという言葉自体は、対象をそこまで大面積ではないにしても、高次元な強さを秘めていると感じる。
私は、神経を落ち着かせ、ストレスを軽減してくれる癒やしの効果を有する緑に護られてきた。
父の実家付近は、緑の木々で溢れているが、都会的な便利さも適度に兼ね備えている。
長年住まわせてもらったが、母がとても気に入っていたし、今でも父はよき場所に巡り逢えたのだと思う。
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娘の名前は、生まれる3週間前に決めた記憶がある。関連書籍等を参考にしたが、印象に残る名前は見つからなかった。
先述したように、私は、緑が好きだ。
野鳥に興味を持ち出していた私は、生まれてくる娘には、緑の文字を入れたかった。
偶然だが、カワセミのメスは、『翠』と表記することを程なくして知り得た。
娘には『絶えず美しくあってほしい。』という願いを込めて、美しい外観を有するカワセミのメスを意味する『翠』という一文字を名前の一部とすることに決めた。
意味を知ったら、生まれてくる女の子も、きっと愛着を持ってくれるだろうと期待した(確かに、文字の画数自体は少なくないが。)。
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3年前に亡くなった母は、書道の講師等としての雅号を持っていた。
娘の名前を名付ける際に、母の雅号の一部をもらいたい旨を伝えると、喜んでいたような記憶がある。
娘には日本国内だけでなく、世界中で活躍してほしいという想いがあった。
英語圏の方々等からも発音しやすいと思われる名前を名付けたつもりだ。
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娘は、まだ9歳だ。
恥ずかしながら私は、絵心が完全崩壊している。しかし、理由は不明だが、娘は、絵が得意なようだ。
拡大解釈等すれば、娘は、幼くして自分軸を充分に持ち合わせているのだろう。
体育会系だった母からマインドのみを受け継いだ私の娘は、今後どのように成長してくれるのか、純粋に楽しみだ。 ◼️
